“ハットトリック”引っさげ代表合流のファン・ウィジョ、ソン・フンミン不在も「本大会早期確定を」

フランスリーグ進出後、初のハットトリックという手土産を携え、韓国代表に合流したファン・ウィジョ(30、ジロンダン・ボルドー)が、国際Aマッチで存在感をアピールした後輩ストライカーのチョ・ギュソン(23、金泉尚武)とキム・ゴンヒ(26、水原三星ブルーウィングス)の活躍について語った。

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ファン・ウィジョは1月24日(日本時間)に行われたストラスブールとのホームゲームでハットトリックを決め、チームを4-3の勝利に導いたあと、代表に合流した。

早ければ次戦で本大会確定の韓国代表

(写真提供=韓国サッカー協会)ファン・ウィジョ

パウロ・ベント監督率いるサッカー韓国代表は、1月27日にレバノン、2月1日にシリアと2022カタールW杯アジア最終予選を行う。勝ち点16のイランに次いで、勝ち点14で2位に着けている韓国代表は、3位のUAE(勝ち点6)との勝ち点差は8となっている。

もしも、第7戦のレバノン戦に勝利し、UAEがシリアに引き分け以下の成績を収めれば、韓国はワールドカップ杯本大会行きが確定する状況だ。

ファン・ウィジョは、「(リーグでの活躍で)自信もついたし、試合勘も回復して(代表チームに)来られて嬉しい。2試合で良い成績を収め、ワールドカップへの道が開けることを願っている」と語った。

韓国代表は最近、国内組のみでチームを構成し、トルコでの転地トレーニングを実施。FIFAが定めるAマッチ期間でないため欧州組は不在だったが、アイスランド(5-1)、モルドバ(4-0)との2戦では大勝を収め、好調な姿を見せた。

特に、ファン・ウィジョやソン・フンミンが抜けた最前線では、チョ・ギュソンとキム・ゴンヒの活躍が際立っていた。

チョ・ギュソンは、アイスランド戦で2022年の韓国サッカー初ゴールかつAマッチデビューゴールを決めた。そして、キム・ゴンヒもモルドバ戦でアシストを決め、A代表で結果を残している。

若手台頭も軸としてチームを牽引

(写真提供=韓国サッカー協会)ファン・ウィジョ

後輩の活躍についてファン・ウィジョは、「(代表戦が)練習時間と重なったため試合を見ることはできなかったが、ハイライトは見た」とし、「(チョ・ギュソン、キム・ゴンヒ)どちらも良い長所を持っているが、試合でよく見せられたと思う。自分もライバルとして、しっかり準備し、試合に出場しなければならないようだ」と語り、ポジション争いを誓った。

なお、ベント監督はアイスランド戦でチョ・ギュソンをワントップに、モルドバ戦ではチョ・ギュソン、キム・ゴンヒの2トップを試していた。

これに対してファン・ウィジョは、「ワントップよりもツートップの方が、より攻撃的だ。2トップは(選手間の)関係が良くなければならないと思う」とし、「1トップは選手の活動半径がより広くなるので、多く走らなければならない」と説明している。

後輩が活躍を見せたものの、ファン・ウィジョは代表にとって相変わらず“不動の存在”だ。ベント監督も今回の最終予選2連戦ファン・ウィジョを重用する可能性が非常に高い。

特に、ソン・フンミン(トッテナム)、ファン・ヒチャン(ウルヴァーハンプトン)の主力ウイングが負傷離脱しただけに、ファン・ウィジョにかかる期待がより大きい。

「2人とも代表で非常に重要な選手だ。穴は大きいだろうが、すべての選手がしっかり準備すれば試合にあらわれると思う」と期待感を示した。

さらに「(本大会早期確定を)我々は望んでいる。できるだけ早く決めて、残りの最終予選をもう少し気楽に準備したい」と話した。

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