女子サッカー韓国代表を率いるコリン・ベル監督が、中国戦での善戦を誓った。
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ベル監督率いる韓国代表は、4月13日に蘇州(スージョウ)オリンピックスポーツセンターで中国代表との東京五輪アジア最終予選プレーオフ第2戦を行う。
ホームでの第1戦で1-2と敗れた韓国は、2点差以上離すか、3得点を決めて1点差以内に収めなければ突破することができない。
前日記者会見に出席したベル監督は、中国戦に向けて次のように覚悟を明かした。
「しっかり準備してきた。中国に到着して防疫手続きを踏むことが容易ではなかったが、中国という強豪と試合できることが楽しみだ」
「第1戦で敗れただけに現在の状況は良くない。試合が厳しいだろうと予測したが、準備した通り実行しようとした。試合は第1戦、第2戦に分かれる。自分たちを信じて試合に勝たなければならない。精密に分析した結果を基に、オリンピック進出に挑戦する」
韓国は攻守ともに隙のない試合をして勝たなければならないだけに、中国よりも不利な立場と言える。2つのうちどちらも放棄してはならない。
ベル監督は「チ・ソヨンのようなトップクラスの選手が良い姿を見せなければならない。第1戦ではカン・チェリムに良いパスを送っていた。そのような姿がもっとでなければならない」と強調。
続けて、「守備でも安定を取り戻さなければならない。中国はフィジカルに優れており、セットプレーに長所がある。守備のミスが失点につながり、敗北につながった。補完しなければならない。中国のような強いチームは相手のミスを徹底的に突いてくる。オリンピックに進むためには完璧な試合をしなければならない」と強調した。
ベル監督は中国の防疫状況をについて問われるも、「中国は初めての訪問なので手続きへの適応に時間がかかった。あえて話をしたくはない」とコメントを控えた。
また、「中国というチーム自体がフィジカル的に強い。我々も世界的な選手を保有している。こうした試合をもっと行わなければならない。試合が行われることだけでも満足している。これから人々に日常が戻り、サッカーも居場所を取り戻してくれることを願う」と答えるにとどまった。
メディアの関心はベテランMFチョ・ソヒョン(32、トッテナム)にも向けられた。チョ・ソヒョンは第1戦でベンチ入りしたが、試合には出場しなかった。
ベル監督は「チョ・ソヒョンは4日にトッテナムで試合をし、6日に韓国に到着した。隔離の手続きを経て、練習に合流したのは試合の前日だ。何かをするには時間が足りなかった。だからプレーできなかった」と、第1戦欠場の理由を語った。
また、「所属チームでのプレータイムが足りない。体も準備できていなかったはずだ。今は代表チームによく馴染んで練習できており、コンディションも引き上げられている。(第2戦)出場の可能性はあると見て良い」と、第2戦での起用を示唆した。
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