“ケチ”なトッテナムは、ソン・フンミンを「週給2000万円」で使うつもりなのか

ソン・フンミン(26)は、次のシーズンもトッテナムのユニフォームを着るのだろうか。

トッテナムは「プレミアリーグ今年の選手」候補にまでなっているソン・フンミンのために、早くも動き出した。『デイリー・メール』をはじめとする複数の英メディアは、トッテナムが今シーズン終了後にソン・フンミンとの再契約を準備していると報じた。

トッテナムが提示した週給は15万ポンドで、約2140万円に達する。ソン・フンミンの現在の週給は最低11万ポンド(約1570万円)で、最高14万ポンド(約2000万円)とされている。

トッテナムは昨年7月、すでにソン・フンミンと再契約を結んだ。当時も週給を引き上げた。トッテナムが1年ぶりにソン・フンミンとの契約を更新しようとするのは、それだけ彼の価値が高まったという意味でもある。

ソン・フンミンは今シーズンの活躍を通じて、プレミアリーグでもトップクラスの選手に飛躍した。現地では、イングランド・プロサッカー選手協会(PFA)が選定する「今年の選手」候補6人に入ると話題になっている。

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ただ活躍に比べて、その週給は少ない。

現地でもプレミアリーグ選手の週給を正確に知る方法はなく、ほとんどが推定額だが、英メディア『スポーツキーダ』によると、プレミアリーグ最高年俸者のアレクシス・サンチェス(マンチェスター・ユナイテッド)は、週給35万ポンド(約4990万円)だ。

メスト・エジル(アーセナル)の週給もサンチェスと同じ。ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)は29万ポンド(約4130万円)、ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)は28万ポンド(約3990万円)となっている。ロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)は25万ポンド(約3560万円)と、知られている。

ソン・フンミンは今季、プレミアリーグのどの選手と比べても見劣りしない活躍を見せている。前出のスター選手たちにも勝るとも劣らない。しかしソン・フンミンの現在の週給は、彼らの半分ほどだ。

トッテナムが今回提示したとされる週給も、上昇幅が大きいと見ることはできない。1~4万ポンド引き上げてソン・フンミンを手離さないようにしようとしているわけだが、そうはいかないだろう。今回提示された金額でさえ、前出のスター選手たちに比べると非常に少ないからだ。

週給だけを見るとそれほど大きな差はないと感じるかもしれないが、年俸で計算すれば、数億円の差になる。短期間の活躍でも年俸が大きく上昇するプレミアリーグの特性を踏まえると、トッテナムが提示したソン・フンミンの週給を高いと見るのは難しい。

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そもそもトッテナムは、“ケチ”なクラブとされている。

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