横浜F・マリノスとACLベスト8をかけて激突!“助っ人ゼロ”の水原三星に期待できるワケ

2020年12月07日 サッカー #ACL

パク・コンハ監督率いる水原三星ブルーウィングスは、劇的な展開でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)ベスト16進出に成功した。

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グループリーグ最終戦では2ゴール以上での勝利が必要だったが、難敵ヴィッセル神戸を2-0で下したことで、決勝トーナメントへのチケットを獲得。この試合では負傷明けのFWキム・ゴンフィ(25)と、ACLの舞台で重用されているFWイム・サンヒョプ(32)が1ゴールずつを決めた。

全北現代モータースとFCソウルがグループリーグで敗退するも、水原三星と蔚山現代FCがグループステージを突破したことで、Kリーグ勢のプライドはかろうじて守られたといえる。

とりあえず最低限の目標は達成した。水原三星はACL再開からグループステージ3試合を戦い、1勝2分の結果を収めている。3試合1失点という守備陣は及第点を与えられるが、3試合3得点という得点力には若干の物足りなさが残る状況だ。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)水原三星のミーティング風景

マイナス面だったはずがむしろポジティブに?

水原三星は12月7日23時(日本時間)に、ベスト8の座を賭けて横浜F・マリノスと激突する。

マリノスは4勝1敗1分という結果で、グループHを首位で突破。グループステージ6試合で13得点5失点という数字が示す通り、攻守のバランスが非常に優れているチームだ。

マリノスはグループステージで、Kリーグ2冠王者の全北現代を2度にわたり撃破。去る2月の対戦では2-1、12月1日の試合では4-1と圧倒的な勝利を収めている。全北現代側の戦力が100%ではなかったとはいえ、マリノス相手に手も足も出ないまま敗北している。

全北現代のリベンジマッチともいえる今回の試合だが、不利と見られている水原三星の雰囲気は意外にも悪くないという。彼らは交代要員が多くない状況でも、運動量豊富なサッカーを展開している。

外国人選手が全員離脱しているが、むしろ国内の選手だけで固めたことによって組織力アップにつながるというポジティブな面が発現している。

ハムストリングの負傷から回復し、FWとして最前線でチームを引っ張っているキム・ゴンフィは「僕たちは水原三星の精神で団結している。試合を見ると、選手たちがどのような心構えで臨んでいるか一目瞭然だと思う。できるだけカタールに長く滞在し、良い結果を伝えたい」とベスト16で満足せず、より高い順位を目指していると語った。

パク・コンハ監督も「国内の選手たちが組織的な頑張ってくれている。精神的にも強い」と、チームへの期待感をあらわにした。

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