「運が良かった。本当に運が良かった」
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いつになく困難なシーズンを送っているからか、キャリア初の1シーズン“10ゴール10アシスト”達成について問われたソン・フンミン(28・トッテナム)は上記のように喜びを表した。
7月13日(日本時間)、トッテナム・ホットスパー・スタジアムでプレミアリーグ第35節のアーセナル戦が行われた。
ソン・フンミンは、“ノースロンドンダービー”と呼ばれるこの試合で先発出場すると、1ゴール1アシストの“ワンマンショー”でチームを2-1の逆転勝利に導いた。
この勝利でトッテナムは勝ち点52(14勝10分11敗)を記録し、8位に浮上。リーグ残り3試合の状況で、来季UEFAヨーロッパリーグ出場圏内の5位マンチェスター・ユナイテッド(勝ち点58)との勝ち点差を6にまで縮めることに成功した。
今回のアーセナル戦、ソン・フンミンは“勝利のヒーロー”だった。
トッテナムは前半16分にアーセナルに先制点を許すも、その3分後にソン・フンミンが相手守備陣のパスミスから同点ゴールを挙げる。さらには、後半36分にコーナーキックからソン・フンミンがトビー・アルデルヴァイレルトの決勝ヘディング弾をアシストした。
この日、1ゴール1アシストの活躍を披露したソン・フンミンは、リーグ10ゴール目と10アシスト目を同時に記録。キャリア初となる1シーズン“10ゴール10アシスト”の快挙を達成した。
去る2017-2018シーズンに公式戦通算18ゴール11アシストを記録していたが、リーグ単体で“10ゴール10アシスト”を成し遂げたことは無かった。
なお、今シーズンは公式戦通算17ゴール(プレミアリーグ10ゴール、FAカップ2ゴール、チャンピオンズリーグ5ゴール)12アシストを積み上げている。
試合後、共同取材団とのオンライン取材に応じたソン・フンミンは「誰がゴールを決めようが関係なく勝つことが最も重要だ。選手全員が(勝利の)主役だ」と語ると、「勝利に値するパフォーマンスとメンタルを見せた。0-1で負けている状況から逆転した。選手全員が称賛されなければならない」とチームメイトを称えた。
ソン・フンミンはモウリーニョ監督体制下で左サイドでの起用が続いていたが、今回のアーセナル戦ではハリー・ケインとツートップで起用された。このことについては次のように話している。
「思った以上にうまくいったようだ。仲間から多くの助けを得て、それがパフォーマンスにつながった。ツートップで出場した試合があまりなかった。監督は攻撃的に試合を展開することを念頭においてツートップを採用したと思うが、選手たちがその要求に上手く応じた」
また、キャリア初の“10ゴール10アシスト”達成については「10ゴールを決めるのは簡単ではなかった。チームメイトの助けが無ければ不可能だった。記録が重要ではない。試合の過程で良い姿、良いコンディションであるとき、(記録は)ついてくる」と意に介していない様子だった。
最後に、ソン・フンミンは「ひとまず次節のニューカッスル・ユナイテッド戦に向けて準備しなければならない」と気持ちの切り替えを強調すると、「毎試合が決勝戦だと思って準備し、勝利を手にすることが重要だ」と意気込んだ。
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