「目標にしていた5月中旬の開幕が可能になった」
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韓国政府当局がスポーツ再開の可能性に言及したことで、長く“ストップ状態”にあったKリーグがついにスタートを切った。
これからは本格的にシーズン開幕に向けた準備に取り掛かり、具体的な開幕日を定める作業に突入することになる。
チョン・セギュン国務総理は、去る4月19日に政府ソウル庁舎で開いた新型コロナウイルス感染症中央災難安全対策本部会議で、「今月20日から5月5日までは今までの“社会的な距離置き”の根幹を維持しつつ、一部の制限を緩和する」と発表した。
そして、「屋外スポーツも“無観客試合”といった、危険度を下げられる形式であれば可能だろう」と意見を伝えた。
チョン国務総理が述べたこの発言の意味は大きい。2月から本格化した新型コロナの事態の中で、政府当局がスポーツ再開の可能性に言及したことは今回が初めてだからだ。
韓国プロサッカー連盟関係者は「政府発表の基準に沿って、Kリーグ開幕時期を原則としていた5月中旬に実現できるようになった。これから、開幕準備に拍車がかかるだろう」と喜びをあらわにした。
Kリーグは今週もしくは来週初めにも、臨時理事会を開催する予定だ。理事会を通じて開幕までのロードマップを定め、開幕日も確定させる。
韓国プロサッカー連盟は各クラブの円滑な開幕準備のため、最少でも2週間前に開幕日を公開する方針を立てた。この基準から推測すると、5月9日以降の開幕が可能になる見通しだ。
また、4月20日に韓国プロサッカー連盟はKリーグクラブの“他クラブとの練習試合”を約1カ月ぶりに許可した。これはリーグ再開のための実質的な第一歩と解釈できる。
昨月中旬、韓国プロサッカー連盟は各クラブに新型コロナ感染予防と拡散防止のため、他クラブとの練習試合の自制を要請していた。これからは練習試合を通じて、各クラブで選手のコンディションや試合感覚の引き上げが行われるだろう。
新型コロナの事態が鎮静化し、来月6日から“社会的な距離置き”が終了されたならば、観客の入場も可能となる見通しだ。とはいえ、事態の終息にはまだ長い時間がかかるとみられることからも、開幕戦から観客の入場を認めるかは未知数である。
韓国プロサッカー連盟はすでに、各クラブに観客入場時の勧告事項を盛り込んだマニュアルを配布した。マニュアルには、観客間に2m以上の距離を確保するなど、新型コロナ感染予防と拡散防止の対策が込められている。
Kリーグは医療専門家のアドバイスの下、選手の健康が脅かされる状況であれば、観客の入場を制限するほかないという基準を設けた。
開幕が2カ月以上遅れている今シーズンは、1部リーグ基準で27ラウンド(22試合+ファイナルラウンド5試合)体制になることが確定的だ。
昨月末の代表者会議では、“今シーズンは例年と同じように進行することはできない”ということで意見が一致。そのため、チーム間の有利不利に関係なく、シーズンを縮小することで合意していた。
関係者は「理事会を通じ、今シーズンのマッチデイが共有される見通しだ。観客入場計画を含め、予備日や代表ウィークの期間にリーグを進めるかも討議されるだろう」と明かした。
ついに本格化したKリーグの“シーズン開幕準備”に今後も注目したい。
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