J1昇格プレーオフ進出を目指すジェフユナイテッド市原・千葉へ、2020~2022年にチームに在籍した町田DFチャン・ミンギュ(25)がエールを届けた。
ジェフ千葉は本日(11月10日)14時より、アウェイのNDソフトスタジアム山形でモンテディオ山形との明治安田J2リーグ第38節(最終節)を戦う。
昇格プレーオフ圏内の5位・山形(勝ち点63)と6位・ジェフ千葉(勝ち点61)による直接対決。ジェフ千葉は勝てばPO進出となるが、引き分け以下の場合、同時刻キックオフで大分トリニータと対戦する7位・ベガルタ仙台(勝ち点61)が勝利するとPO圏外に転落し、J1への道が絶たれる。”勝ち点3”だけが求められる一戦だ。
そんなジェフ千葉へ思いを伝えてくれたのがチャン・ミンギュだ。
大学を中退して2020年にジェフ千葉でプロデビューし、2022年までの3シーズンでJ2通算101試合出場を記録したチャン・ミンギュ。前日の9日、J1第36節FC東京戦で町田の3-0勝利に貢献した韓国人センターバックに試合後、”古巣”ジェフ千葉へのコメントを求めると、彼はこう語った。
「今は町田でプレーしていますが、やはり古巣のチームということもあるので、千葉の試合は追っていますし、結果も見ています。ただ、昨年も(千葉の)プレーオフを味の素スタジアムで現地観戦しましたが、いつも大事な時に勝利を続けられないことがありました。それでも、今年もシーズン中盤からすごく良くなってきていると思うので、僕自身楽しみにしています」
その一方で、「山形との試合結果が常に良くないので、少し心配しています」とチャン・ミンギュは言う。実際、前回対戦の開幕戦で山形に2-3で敗れているジェフ千葉は、昨季に”シーズンダブル”を喫しており、チャン・ミンギュが在籍した2020~2022年の3年間も3分3敗。最後の勝利は2018年10月まで遡るなど、山形相手で直近11試合勝ちなしと”相性の悪さ”が際立つ。
それでも、「今の千葉は良い選手がたくさん揃っているので、必ず勝ってほしいです」と力強く伝えたチャン・ミンギュ。16年ぶりJ1復帰を目指す古巣の大一番を、今日はジェフ千葉のファンやサポーターと同じ思いで彼も見守っているはずだ。
(取材・文=姜亨起/ピッチコミュニケーションズ)
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