サッカー韓国代表に緊急事態が発生した。
韓国サッカー協会(KFA)は10月4日、同月の北中米W杯アジア最終予選に挑む韓国代表メンバーからキャプテンのFWソン・フンミン(32、トッテナム)が外れることを発表した。
KFAはソン・フンミン辞退の理由について、「左太ももの負傷によって休息が必要だと判断し、選手保護の観点で10月の招集から除外することを最終決定した」と説明している。
なお、ソン・フンミンの代替選手としては、今夏にマインツへと移籍したMFホン・ヒョンソク(25)が招集された。
ソン・フンミンは負傷の影響で、9月30日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとプレミアリーグ第6節でベンチ外だった。また、本日(10月4日)アウェイで行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグステージ第2戦のフェレンツバローシュ戦にも帯同しなかった。
トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は、「ソン・フンミンはロンドンで回復している」と明かした。
韓国代表を率いるホン・ミョンボ(洪明甫)監督は、来る10月10日にアウェイでヨルダン代表、15日にホームでイラク代表と対戦する10月の代表メンバーにソン・フンミンを含めた。
指揮官は発表当時の記者会見で、「ソン・フンミンが出場するかどうかについて直接話をした。現在、本人の状態が好転していると感じている。すぐに出場できる状況ではないと本人とクラブが話した」とコメントしていたが、最終的に絶対的エースが外れることが決まった。
ホン・ミョンボ監督はソン・フンミン不在時の戦術について「プランBがある」と明かしていた。それでも、キャプテン不在で最も重要な2連戦を迎えることになった。
◇ソン・フンミン プロフィール
1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。2021-2022シーズンにアジア人初のプレミア得点王に輝き、2023-2024シーズンよりキャプテンを務める。愛称は「Sonny(ソニー)」。
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