人気女子ゴルファーの原英莉花(25)が、初挑戦の韓国女子ツアー・メジャー大会を終えた。
原は8月22~25日に江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)市のジェイドパレスGCで行われた韓国女子ツアーのメジャー大会「ハンファ・クラシック2024」を、通算1オーバー、「289」の31位タイで終えた。
今季の韓国女子ツアー最高額の賞金総額17億ウォン(日本円=約1億8520万円)がかかった今大会で、原は賞金1360万ウォン(約147万円)を獲得した。
ちなみに、通算13アンダーの「275」で優勝したパク・ジヨン(28)の賞金は3億600万ウォン(約3492万円)だった。
同大会に招待選手として出場し、自身初の韓国女子ツアーに臨んだ原。第1ラウンドでイーグルを奪うなどし、10位タイと好スタートを切ると、第2ラウンドでは4バーディ・2ボギーで9位タイに浮上し、順当に予選突破を決めた。
ただ、第3ラウンドでは1バーディ・3ボギーとして22位タイに後退。最終ラウンドも3バーディ・6ボギーとショットが安定せず、最終的に31位タイで大会を終えた。
第1ラウンド後のインタビューでは「ピンの位置が難しく、セカンドショットの距離感が難しかったですが、コースはとても美しかったです。メジャー大会のコースとして遜色ないと思いましたし、面白かったです。日本にも難しいコースは多いですが、本当に難しかったです」と、韓国のコースでプレーした感想を明かした原。
そのうえで、「ファンの方々が大きな声で応援してくれることがとても新鮮でした」と韓国女子ツアーの印象を語っていた。
そんな彼女に対し、第3ラウンドに同組でプレーしたファン・ユミン(21)は、「遠くまで飛ばすことができますし、個人的に好きなスイングでした。見ている間もずっと良かったです」と好意的な反応を示した。
また、総合メディア『イーデイリー』やスポーツメディア『MHNスポーツ』、ネットメディア『STNスポーツ』『エックスポーツ・ニュース』といった各社が原のショット姿をカメラに収めるなど、韓国メディアからも多くの注目を集めていた。
同大会では原以外に3人の日本人選手が出場。金澤志奈(29)は38位タイを記録し、神谷そら(21)と新地真美夏(17/アマチュア)は予選敗退に終わった。
そのほか、来る9月5~8日の「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」から日本ツアー復帰を予告しているアン・シネ(33)も予選で敗退。今年5月の日本ツアーメジャー大会「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ2024」で優勝し、7月にプロ転向したイ・ヒョソン(15)は59位タイだった。
なお、初の韓国女子ツアーを終えた原は次戦、8月30日から9月1日にかけて岐阜県のゴルフ5カントリーみずなみコースで行われる「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」に出場する予定だ。
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