元巨人助っ人率いる斗山に日本人投手加入!23歳独立リーガー、総額400万円で韓国2球団目と契約

現役時代に読売ジャイアンツなどで活躍したイ・スンヨプ監督率いる斗山(トゥサン)ベアーズが、日本人投手を獲得した。

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斗山は7月10日、白川恵翔(しらかわ・けいしょう/23)と総額400万円で代替外国人選手契約を締結したことを発表した。

白川は2001年6月4日生まれの23歳。徳島県出身の右腕投手で、池田高校を卒業して2020年から四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスでプレー。今年5月に代替外国人選手としてSSGランダースと6週間の短期契約を結び、7月初旬まで在籍した。

代替外国人選手制度とは、各球団でチームに所属する外国人選手が6週間以上の治療が必要な負傷をした場合、復帰まで一時的に投入できる代替選手を選べるという制度である。

白川は自らを「田舎から来た」と言った。ニックネームは韓国語で「ジャガイモ」を意味する“カムジャ”だ。

一見、純朴な青年に見えたが、ボールはそうではなかった。150km台の剛速球を投げ、カーブやフォークも良い。これらの球種を基に、韓国プロ野球の舞台で優れた活躍を見せた。

白川はSSG時代、韓国プロ野球5試合で先発登板し、23回を投げて2勝2敗の防御率5.09を記録した。1.1回で8失点(自責点7)を喫した6月7日のロッテ・ジャイアンツ戦を除けば、防御率は2.49だ。

白川恵翔
(写真=斗山ベアーズ)白川恵翔

斗山は左肩甲下筋の損傷で故障者リストに入ったブランドン・ワデル(30)の代替外国人選手を探していた。

候補には2019~2023年にキウム・ヒーローズでプレーしたエリック・ヨキッチュ(34)もいた。実際に球団に連絡があり、利川(イチョン)でテストも2回行った。

ただ、斗山は白川を選択した。ビザ発給が必要ない点、直近まで韓国プロ野球で登板した経験がある点などが作用した。

一方、ヨキッチュは約1年間、所属チームがなく一人で練習していた。試合感覚や体力面などはもちろん、ビザ発給で抜ける時間も懸念された。

白川はSSGとの契約時に180万円を受け取ったが、今回、斗山とは400万円で契約した。前回から2倍以上もの上昇だ。決して巨額ではないとはいえ、独立リーグでプレーしながらこの程度の金額を稼ぐことは容易ではない。

前所属のSSGを率いるイ・スンヨン監督は、「他球団に行っても上手く投げてほしい。本気で応援している」とエールを送りつつ、「ただ、うちのチームとの試合では登板しないでほしい」と笑顔で冗談を語った。そのうえで、「(白川は)日本プロ野球に必ず行ける。良い投手だ」と強調した。

斗山の関係者は「白川はストレートとスライダー、フォーク、カーブなど多様な球種を揃えており、先発に適したタイプだ。また、韓国プロ野球で着実に先発として投げたため、適応を終えており、すぐに戦力として活用できる」と明らかにした。

斗山加入に際し、白川は「斗山という良いチームに入団できて嬉しい。登板するすべての試合でチームが勝利できるよう、ボール一つ一つを全力で投げたい」と意気込みを語った。

なお、白川は本日(11日)よりチームに合流する予定だ。

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