韓国卓球の21年ぶりアジア大会金メダル獲得が見えてきた。
シン・ユビン(19)、チョン・ジヒ(31)のペアが日本の新鋭ペアを破り、決勝進出を決めた。
世界ランキング1位のシン・ユビン&チョン・ジヒは10月2日(日本時間)、杭州アジア大会・卓球女子ダブルス準決勝で同33位の日本の張本美和(15)、木原美悠(19)のペアと対戦し、4-1(9-11、11-8、11-8、11-7、11-7)で勝利した。
これにより、シン・ユビン&チョン・ジヒは本日(10月2日)19時30分から行われる決勝で北朝鮮のチャ・スヨン(22)、パク・スギョン(22)のペアと金メダルを争うことになった。
アジア大会卓球の決勝で韓国と北朝鮮が南北対決を繰り広げるのは、1990年北京大会の男子団体戦以降33年ぶりのことだ。当時は韓国が北朝鮮を破り、金メダルを獲得していた。
もっとも、韓国卓球は自国開催の2002年釜山(プサン)大会で男子ダブルス、女子ダブルスの両方で金メダルを獲得して以降、現在まで優勝と縁がなかった。しかし今回、21年ぶりに金メダルの栄光を手にする可能性が浮上した。
チョン・ジヒとシン・ユビンは試合後、ミックスゾーンで取材に応じ、「最初のゲームを自分たちの凡ミスで渡してしまったので、落ち着いて対応しようとお互いに念を押した。最終的に勝利することができて嬉しい。決勝に向けても今回の試合のようにしっかり準備したい」と伝えた。
また、「どの組が上がったとしても、相手を気にするより自分たちのプレーに集中しなければならない。決勝まで進んでメダルの色を変えられることになったが、より明るいメダルを目指して戦いたい」と意気込みを明かした。
ちなみに、チャ・スヨン&パク・スギョンのペアにも準決勝終了後にミックスゾーンでコメントを求めたが、2人は「1位になったときにまた話します」とだけ述べ、すぐにその場を去っていた。
シン・ユビンは北朝鮮の選手に対する印象について、「データがないので難しい点がある。試合が始まってから相手がどんなスタイルなのかを把握しなければならない。決勝の運営そのものに気を遣いたい」と述べていた。
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