イングランド2部チャンピオンシップのストーク・シティは8月31日、U-20韓国代表MFペ・ジュノ(20)を獲得したことを発表した。
契約期間は2027年までの4年間で、背番号は22番を着用する。
ペ・ジュノの獲得を主導したテクニカルディレクターのリッキー・マーティン氏は、「ペ・ジュノはU-20ワールドカップで我々スカウトチームの目を虜にした才能ある選手だ」とし、「我々はペ・ジュノのポテンシャルを見て興奮している。今後継続的に発展し、我がチームの力となる選手になるだろう」と期待感を示した。
ペ・ジュノはストーク加入に際し、「イングランドでプレーしたい夢を叶えた。できるだけ早くチームに貢献できるよう努力する」と意気込みを伝えた。
2003年8月21日生まれのペ・ジュノは、昨年に当時Kリーグ2(1部)の大田(テジョン)ハナシチズン(現1部)に入団してプロ生活を始めた。
同年2月のリーグ戦でプロデビューし、以降はK4リーグ(セミプロ、4部相当)所属のBチームでのプレーが続いたが、シーズン後半に再びトップチームで出場機会を確保し、チームの1部昇格に貢献した。
今季も大田の主力として活躍し、今年5~6月にアルゼンチンで開催されたU-20ワールドカップではU-20韓国代表の「10番」として印象的なパフォーマンスを披露。6試合出場で1ゴール3アシストを記録し、欧州複数チームの関心を集めた。
なお、ペ・ジュノのKリーグ通算成績は1部17試合2ゴール、2部10試合1ゴール(昇降格プレーオフ含む)。
そのなかで、最も獲得に積極的だったチームがストークだ。
ストークは大田との交渉過程で4度にわたり移籍金を引き上げた。オプションまで含めると移籍金は200万ユーロ(日本円=約3億1540万円)を上回り、今後別のチームに移籍する場合、移籍金の一部を受け取ることができるセルオン条項も含まれた。
ストークを率いるアレックス・ニール監督は、ペ・ジュノの映像を確認後、自ら獲得を要請するほど、チームに必要な選手と判断した。クラブのスカウト関係者も実際に大田まで訪れ、ペ・ジュノがプレーする姿を見守った。
そしてペ・ジュノも、憧れのイングランドの舞台でプレーするという意志を示し、移籍が実現した。
ストークはかつて2008-2009シーズンから2017-2018シーズンまでプレミアリーグに所属したチームなだけに、韓国サッカーファンも慣れ親しんだチームだ。
ただ、2017-2018シーズンに降格以降は現在もチャンピオンシップにとどまっている。今季は第4節終了時点で2勝2敗とし、24チーム中10位に位置している。
ペ・ジュノはKリーグのシーズン途中にイングランドへと渡るだけに、良いコンディションのなかでデビュー戦を準備するものと期待される。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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