女子W杯初戦を大勝スタートしたなでしこジャパン(日本女子代表)と対照的に、韓国女子代表が早くも敗退危機に陥った。
【写真】まるで女子高生?“美女サッカー女神”の制服ミニスカ姿
FIFAランク17位の韓国は7月25日、シドニー・フットボール・スタジアムで行われたオーストラリア&ニュージーランド女子W杯グループH第1節でコロンビアと対戦し、0-2で敗れた。
必ず勝利しなければならない相手だった。
グループHは韓国とコロンビア以外にドイツ(2位)とモロッコ(72位)がいるが、ドイツは前日の24日、モロッコ相手に6-0の完勝を収め決勝トーナメント進出に一歩前進した。優勝候補らしく、相手を圧倒する戦いぶりで大勝に成功していた。
ドイツが一歩抜け出したなか、残り1席をめぐって3チームで争う状況だっただけに、韓国にとってはコロンビアとの初戦がかつてなく重要だった。
しかし、いざ試合が始まると前半だけで2失点を喫した。ミスによる失点だった。PKを許して先制ゴールを許し、GKがまともにパンチングできず追加点を浴びてしまった。
韓国は前半28分、ペナルティエリア内でDFシム・ソヨン(34)がハンドのファウルを犯し、コロンビアにPKを与えてしまう。これを冷静に決められ、痛恨の先制点を許した。
また、同39分にはFWリンダ・カイセド(18)にドリブルで自陣ペナルティエリア手前まで運ばれると、右足で放ったシュートをGKユン・ヨングル(35)が正面でファンブル。ボールはそのままゴールに吸い込まれ、2失点目を喫してしまった。
2点リードで前半を折り返したコロンビアは、後半に入り余裕を持って試合を展開した。ただ、サイド後方のスペースを虎視眈々と狙い、決定機があれば躊躇なくシュートを打って韓国ゴールを襲った。
逆転へ後がない韓国は、FWパク・ウンソン(36)、FWカン・チェリム(25)、FWケイシー・ユジン・フェア(16)ら攻撃陣を投入して前線の枚数を増やしたが、最後まで得点は生まれず。W杯初戦を黒星で終えることになった。
グループHは第1節を終えて首位ドイツ、2位コロンビア、3位韓国、4位モロッコという順位に。韓国はモロッコとともに1敗を喫したが、得失点差により3位となった。
決勝トーナメント進出へ早くも暗雲が立ち込めた韓国は次戦、30日にアデレードのハインドマーシュ・スタジアムでモロッコと対戦する予定だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
Copyright @ 2018 Sportsseoul JAPAN All rights reserved.
前へ
次へ