Kリーグ1部クラブが日本人選手を獲得するようだ。
Kリーグ1(1部)の水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスはDFキム・ジュウォンを済州(チェジュ)ユナイテッド(31)から獲得したのに続き、川崎フロンターレのMF小塚和季(28)の獲得が濃厚とされている。
水原は今季、リーグ20戦が終わった現在、勝ち点10で最下位となっている。2勝14敗4分けと悲惨な成績だ。降格圏外の9位・仁川(インチョン)ユナイテッド(勝ち点23)とは、13も差が開いている。
水原は20試合17ゴールと深刻なゴール欠乏症に陥っている。FWのアン・ビョンジュン(33、4ゴール)とフェザル・ムリッチ(28、1ゴール)の得点力不足も原因の一つだが、中盤の展開力も問題視されている。
今シーズン、水原が獲得したベテランMFのキム・ボギョン(33)は16試合で2アシストしか記録できておらず、司令塔としての役割を果たせていない。
幸い、負傷から復帰したブラジル人MFロドリゴ・バッサーニ(25)のコンディションが大幅に上がっているが、水原は2人の共存に苦労していたことから、監督としては難しい問題だろう。コ・スンボムも今季は守備的な位置に下がっているが、攻撃的な任務を与えられても差し支えない選手だ。コ・スンボムは、かつて水原の効率的なカウンターサッカーの一端を担っていたMFで、豊富な運動量と前への推進力が強みだ。
加えて、除隊後に復帰した代表MFクォン・チャンフン(29)もいる。2021年、兵役のためにドイツ1部・フライブルクを退団したが、依然として海外進出の可能性も開かれている。ただ、現在の水原としては有用な人材であることは明らかだ。
リーグ38試合の内、すでに半分以上が終わっているなか、今季途中に就任したキム・ビョンス監督もたった1勝しか挙げられておらず、足踏み状態の水原。選手は揃っているだけに、キム監督が中盤の最適解を見出せるかが今後のカギとなる見通しだ。
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