選手たちの言葉は真実なのだろうか。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)期間中の韓国代表選手の飲酒問題が尾を引いている。疑惑の3人は公の場で謝罪したが、疑問は残っており、未だすっきりとしない状況だ。
WBC韓国代表のキム・グァンヒョン(34、SSGランダース)、イ・ヨンチャン(34、NCダイノス)、チョン・チョルウォン(24、斗山ベアーズ)は6月1日、大会期間中、遊興施設に出入りしていたことを認め、謝罪した。
同時に、当時の具体的な状況も明らかになり始めた。現状では明らかになっていない入店時間、飲酒時間、遊興施設の種類、接待女性の同席の有無なども、ファクトチェックを受けている。
謝罪した3人は口を揃えて、オーストラリア戦(3月8日)、日本戦(3月9日)の前日には店に行っていないと主張している。
正確には、大阪での強化試合を終えて東京に移動した7日に、キム・グァンヒョンだけが知人と店を訪れたと明らかにした。キム・グァンヒョンは10日の日本戦後、高校の後輩でもあるチョン・チョルウォンと再び同じ店を訪れたとしている。また2選手とは別に、イ・ヨンチャンは10日の日本戦後に知人と店を訪れて酒を飲んだと述べた。
滞在時間も判明した。チョン・チョルウォンは他の飲食店で食事をして移動し、2時間ほど店にいたと明かした。店には2時間から2時間30分ほど滞在し、宿舎に戻ったと釈明しているが、試合が遅く終わって宿舎に移動したので、適当な時間かと思われる。
キム・グァンヒョンは後輩チョン・チョルウォンを連れて、赤坂にあるスナックを訪れた。軽く飲みながら歌も歌うことができ、チョン・チョルウォンはここでキムパやトッポッキを食べたという。
興味深いのは、イ・ヨンチャンも知人と同じ店を訪れたという点だ。イ・ヨンチャンは、「他のところで食事をし、ここに2時間滞在した」と話していることから、この店は選手たちによく知られた場所だと推測できる。日本語が不要で、韓国人が運営する店で韓国料理を食べられると訪れたとみられる。
3人は女性による接待は決してなく、食べ物とお酒のサービスだけを受けたと主張している。スナックは小規模であるため、通常であれば女性店主と数人のスタッフがサービスする。韓国式のルームサロンや日本式の高級クラブのように、接待するための複数の女性はいない。
なお、最初の報道はルームサロンで夜明けまで飲んだとされていた。そのため、選手たちが出入りした店の規模や運営方式の具体的なファクトチェックが必要だろう。
しかも、最初の報道と選手の主張が異なっているため、現地調査が行われなければ明確に把握できない。
3人の内、キム・グァンヒョンだけが最初に飲みに行った日の行動を具体的に語っていない点も気になる。
大阪から東京に移動した7日夜、知人と一緒に訪れたと話したが、同行した人物が具体的に誰なのか、何時まで酒を飲んだのかは明かしていない。
ただ、オーストラリア戦、日本戦当日の朝まで痛飲したという最初の報道とは異なる。
また日本メディアが提起した情報によると、3人以外にも高級バーに出入りした可能性があるという。『THE DIGEST』は「高級サロンに出入りした選手は3人だけではないという情報がある。事態は動きそうな気配だ」と、具体的な情報を持っているようなニュアンスを漂わせた。
もしも『THE DIGEST』が持つ情報が事実で、追加の飲酒が明らかになれば、事態は手に負えなくなる見通しだ。
(記事提供=OSEN)
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