U-20ワールドカップ前回準優勝国の韓国がアルゼンチン入りし、本格的な大会準備に乗り出す。
U-20韓国代表は去る5月7日、ブラジルのサンパウロに出国し、約10日間のトレーニングで現地適応を行った。
代表にとって非常に重要な日程だった。元々、今大会はインドネシアで開催される予定だったが、今年4月に国際サッカー連盟(FIFA)がアルゼンチンへの開催地変更を発表した。すでにインドネシアでの準備計画を立てていた代表コーチ陣にとっては悪材料だった。
そのため、まずはできる限り南米現地に滞在し、適応期間を設けることにした。アルゼンチンと気候が似ているブラジルで体力を引き上げ、2度の練習試合を通じて実戦感覚を回復した。なお、試合はどちらも韓国が勝利した。
そして本日(18日)、U-20韓国代表はW杯開催地のアルゼンチンに入国した。
今大会でU-20韓国代表を率いるのは、現役時代2003年にベガルタ仙台でプレーしたキム・ウンジュン監督は韓国サッカー協会(KFA)を通じて「ブラジルで時差をはじめとするさまざまな適応問題を終えた。幸い、大きな差もなく選手たちも困難はなさそうだ。しっかり準備したし、コンディションも良い。最高のコンディションで戦えるように準備したい」と伝えた。
続けて、「選手たちの体力や試合感覚が落ちたのは事実だ。その部分に重点を置いて、2回ほど練習試合を行った。守備組織のような部分もすべての選手が一緒に練習した。組織的な部分に重点を置いて進めた」と、ブラジルでの練習成果を説明した。
韓国は来る23日3時(日本時間)、フランスとのグループステージ初戦を戦う。グループステージではフランスのほか、ホンジュラス、ガンビアとも対戦する。
4年前の2019年大会ではMFイ・ガンイン(22、マジョルカ)などを前面に出して準優勝を成し遂げた。それだけに、今大会に臨むU-20韓国代表への関心も徐々に高まっている。
キム・ウンジュン監督は最後に、「U-20代表に多くの関心を持ってくださっている。遠く離れた地ではあるが、若い選手たちの力になれるよう、たくさんの応援をお願いしたい。声援に応えられるよう、グラウンドで最善を尽くし、良い試合をお見せしたい」と伝えた。
なお、U-20韓国代表のメンバーは以下の通り。
◇
―GK
キム・ジョンフン(高麗大学)
キム・ジュンホン(金泉尚武)
ムン・ヒョンホ(忠南牙山FC)
―DF
キム・ジス(城南FC)
パク・チャンウ(全北現代モータース)
ぺ・ソジュン(大田ハナシチズン)
イ・チャンウク(慶南FC)
チョ・ヨングァン(FCソウル)
チェ・ソクヒョン(檀国大学)
チェ・イェフン(釜山アイパーク)
ファン・インテク(ソウルイーランドFC)
―MF
カン・サンユン(全北現代モータース)
カン・ソンジン(FCソウル)
キム・ヨンハク(ポルティモネンセ/ポルトガル)
パク・ヒョンビン(仁川ユナイテッド)
ペ・ジュンホ(大田ハナシチズン)
イ・スンウォン(江原FC)
イ・スンジュン(FCソウル)
イ・ジハン(フライブルク/ドイツ)
―FW
パク・スンホ(仁川ユナイテッド)
イ・ヨンジュン(金泉尚武)
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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