侍ジャパンが2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)のチャンピオンになった。彼らの実力を認め、韓国も“覚醒”する必要がある。
侍ジャパンは3月22日(日本時間)、米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われた2023年WBC決勝でアメリカ代表に3-2で勝利した。
1次ラウンドから決勝まで一度も負けない全勝優勝。侍ジャパンは安定感のある投手陣を前面に押し出し、最も高い位置に上りつめた。
大会初戦の中国戦で先発登板した大谷翔平(28、ロサンゼルス・エンゼルス)が、決勝最後の投手として登板し、勝利を守った。まさに二刀流スターの大谷のための大会だった。
今大会、侍ジャパンの最高の武器は大谷を擁する投手陣だった。
大谷だけでなく、ダルビッシュ有(36、サンディエゴ・パドレス)や佐々木朗希(21、千葉ロッテマリーンズ)、今永昇太(29、横浜DeNAベイスターズ)など注目すべき選手が多くそろっていた。速い球を投げ、制球力に優れた投手が日本の誇りだった。
侍ジャパンが大会7試合で許した四球数はわずかに11個だ。
アメリカ打線に許した四球は4個。6-5でサヨナラ勝ちした準決勝のメキシコ戦では2個で、準々決勝イタリア戦も2個だった。1次ラウンドに至っては初戦の中国戦が1個で、韓国戦は0個、チェコ戦は2個、オーストラリア戦は1個に過ぎなかった。
一方、3大会連続1次ラウンド敗退に終わった韓国は、侍ジャパンより3試合少ない1次ラウンドの4試合だけで同数の四球11個を記録した。初戦のオーストラリア戦は2個だけだったが、4-13と大敗した日本戦で一挙8個も四球を出した。以降、チェコ戦は0個、中国戦は1個だった。
アメリカも侍ジャパンとの決勝だけで四球を8個も出した。準決勝キューバ戦では1個、準々決勝ベネズエラ戦では3個に抑えた姿とは異なる乱調ぶりだった。
チームに安定感をもたらす投手陣の制球。この違いが、侍ジャパンに優勝の歓喜を、韓国に早期敗退の悲哀をもたらした。
(記事提供=OSEN)
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