3年ぶりに本業復帰する女優チャン・シニョンが、自身の胸中を語った。
6月5日、ソウル・上岩(サンアム)にあるMBC本社で、新ドラマ『太陽を飲み込んだ女』の制作発表会が開催された。会見にはチャン・シニョンのほか、共演のソ・ハジュン、ユン・アジョン、オ・チャンソク、イルダ、そして演出を務めたキム・ジニョンPDが出席した。
9日より放送開始となる同作は、“被害者が加害者へとすり替えられた世界”を舞台に、ひとり娘の名にかけて財閥一家に立ち向かう女性の壮絶な復讐劇を描く。チャン・シニョンは、善意あふれる言動と明るく前向きなエネルギーで人々を惹きつける、魅力的なシングルマザー・ペク・ソリ役を演じる。
本作はチャン・シニョンにとって、さまざまな意味で大きな転換点となる作品だ。夫で俳優のカン・ギョンジュンは2023年12月、“W不倫”によって5000万ウォン(約500万円)の損害賠償請求訴訟を起こされた。翌7月24日に行われたソウル家庭裁判所での初公判では、カン・ギョンジュン側が請求を認諾するかたちで訴訟は終結した。
その1カ月後の8月、チャン・シニョンはSNSで「子どもたちのためにカン・ギョンジュンを許すことにした」と心境を明かし、バラエティ番組などで徐々に活動を再開。そして今回、実に3年ぶりとなるドラマ出演で女優としての本格復帰を果たす。
制作発表会でチャン・シニョンは、「すごく緊張しているし、ワクワクもしています。とりあえず、“私だけは頑張ろう”という重圧から始まりました。でも、いざ撮影に入ってみると、少しずつエネルギーをもらえるようになりました」と語った。
さらに「不安と緊張もありましたが、同時に楽しみな気持ちもありました。自分にこの役が務まるのかという迷いもありましたが、台本を読み込むうちにどんどんハマっていきました。“俳優として一度は演じてみたい”と思えるキャラクターでした。撮影初期は野外シーンが多かったのですが、監督が集中しやすい環境を作ってくださって、自然にソリという役に入り込むことができました。…実は今もまだ緊張していますけどね」と笑顔で語った。
スキャンダルを乗り越え、再びスポットライトの下に立ったチャン・シニョン。3年ぶりの復帰作で、女優としての底力が試される。
(記事提供=OSEN)
◇チャン・シニョン プロフィール
1984年1月17日生まれ。2001年の第71回全国春香(チュニャン)選抜大会で入賞し、芸能界デビュー。2001年の『我が家』でドラマデビューし、以降、『日が昇る家』『輪廻‐NEXT』『広開土太王』『太陽の花嫁』『私の人生の春の日』『私の心きらきら』『バベル~愛と復讐の螺旋~』などに出演した。プライベートでは2006年に事業家と結婚し、2007年4月に息子を出産するも2009年に離婚。2013年のドラマ『いばらの花』で共演した俳優カン・ギョンジュンと2018年5月に再婚した。2019年9月には次男を出産している。
■連れ子まで愛する“優しいパパ”から不倫男へ…チャン・シニョン「再び一つの家庭で」
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