韓国代表、W杯激闘の裏で権力争いがあった?ソン・フンミン個人トレーナーの暴露で広がる余波

アン氏の投稿によると、彼はほかのトレーナー2人と同行し、ソン・フンミンの要請を受けてカタールW杯開催地のドーハに渡った。

彼らは韓国サッカー協会(KFA)が雇用した別のトレーナーとは異なる部屋に泊まったが、ソン・フンミンはもちろん、多くの選手がアン氏のもとで治療およびマッサージを受けた。この過程でKFAのトレーナーを含め、医務チームとも軋轢が生じたという。

実際、3年前にも、韓国代表の主要スケジュールに個人トレーナーが同行することが話題になったことがある。一部の欧州組が、韓国代表の主要大会に出場する際に個人トレーナーの同行を許可してほしいとKFAに要請したからだ。

ここ最近になって、欧州ビッグクラブの一部選手や個人種目のスター選手は、専門的な治療とリハビリを受けるため、クラブまたは協会に要請して個人トレーナーを雇用することが多くなっている。

しかし、当時KFAは“ワンチームの意識”を前面に掲げた代表チームの特殊性と、協会が雇用したトレーナーを尊重するとして、選手の個人トレーナーの同行を許さなかった。ただ、個人トレーナーが別途の宿舎に泊まり、選手がコーチ陣の許可を得て行き来する程度は許容したという。

今回軋轢が大きくなった理由は、アン氏が韓国代表が宿泊するホテルに定着し、いつになく多くの選手が“2701号室”を行き来していたからだ。

KFAが雇用したトレーナーを含め、医務チームは選手の身体を責任を持って管理しなければならない。彼らの立場からすれば、選手たちが“非公式トレーナー”であるアン氏の治療を受けることには不満を抱えるしかないだろう。

その一方でアン氏も、いつになく負傷者が多い代表チームの状況で、全力を尽くして選手をケアしたものの、自分たちをまるで“無資格”のように扱ったことを残念に感じたかもしれない。

もちろん、アン氏がSNSで狙撃性の発言を残した本当の理由は本人にしかわからない。彼は現在、接触を図る多くの報道陣の連絡に応じていない。

KFAが釈明も「自己矛盾」と指摘

 

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