本日(4月15日)、タイのブリーラム・スタジアムで行われるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループFの第1節で、大邱(テグ)FCと山東泰山(中国)が激突する。
昨季Kリーグ1(1部)で3位の大邱FCは、3月のプレーオフでブリーラム・ユナイテッド(タイ)に勝利し、本大会へと進出。グループステージでは山東泰山のほか、浦和レッズ(日本)、ライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)と同組に入った。
決勝トーナメント進出へ重要な一戦となる試合に先立ち、前日の13日に行われた記者会見には、大邱FCからはブラジル出身のアレシャンドレ・ガマ監督とキャプテンのDFキム・ジンヒョク(28)が出席した。
去る2011年には韓国代表コーチを務め、大邱FCで指揮を執る以前にはブリーラム・ユナイテッドやチェンライ・ユナイテッド、ムアントン・ユナイテッド、タイの世代別代表などで指揮官を務めたガマ監督。
大邱FCを率いて迎えるタイでのグループステージへ、「この地で再び我々のチームと素晴らしい瞬間を生み出したい」と意気込みを伝えていた。
以下、ガマ監督、キム・ジンヒョクとの一問一答。
◇
―試合を控えた感想は。
ガマ監督「グループステージに参加することができて光栄だ。グループステージに参加するチームはどこも強いチームだ。明日の試合も簡単な試合ではないことは明らかだろう。こうした大きな国際舞台に参加することはチームとしても非常に重要なことだ。明日は勝利できるように最善を尽くす」
キム・ジンヒョク「自分たちはこの地で勝つために来た。決勝トーナメントに上がるためには初戦が非常に重要となる。必ず勝てるようにしたい」
―ガマ監督はタイでの指導経験があり、現地のことをよく知っている。久しぶりに訪れた気分は。
ガマ監督「タイ、特にここブリーラムでは良い経験が多かったのでとても嬉しい。この地で再び我々のチームと素晴らしい瞬間を生み出したい。選手たちが大会を楽しんでくれれば良いだろう。大邱で多くのファンの方が応援してくださっていることをよく知っている。簡単ではない試合になると思うが、一生懸命トレーニングをしてきただけに、良い成果を得たい」
―タイの天気に適応できているか。
キム・ジンヒョク「天気がとても暑い。だが、選手たちは(現地が)暑いことをあらかじめ予想してきた。それほど困難はない」
―昨季はベスト16で敗れたが、今季はさらなる高みを目指しているのか。
ガマ監督「今季の大会も簡単ではないだろう。ただ、ゲームを一つひとつしっかり準備しているし、最善を尽くすつもりだ。重要な大会であることは全員がよく知っている。Kリーグとは雰囲気が違うので、それに合わせて準備を進め、より高いところへ行けるように努力する」
―同組には競合するチームが多い。特にライオン・シティ・セーラーズには韓国人の監督(キム・ドフン監督)、選手(キム・シンウク)がいるが、彼らを相手する心境はどうか。
ガマ監督「浦和は日本で非常に強いチームだ。山東泰山も中国で大規模のチームだ。(山東泰山は)若い選手たちが出るとはいえ、かえって難しい試合になるだろう。心理的に我々の選手が余裕を感じるかもしれない。(山東泰山の)若い選手が豊富な運動量で我々を苦しめるかもしれない。
ライオン・シティにはキム・シンウクという素晴らしい韓国人選手がいる。代表チームにいたときにともにした選手であり、とても優れた選手だ。キム・ドフン監督も素晴らしい監督であることは知っている。しっかり準備したい」
―キム・ドフン監督、キム・シンウクについてよく知っているのか。
キム・ジンヒョク「キム・ドフン監督は蔚山現代で指揮を執られていたときに試合でたくさんお会いしたし、その度に難しい戦いを強いられた。キム・シンウクとは先輩後輩だが、彼の空中戦の長所についてはよく知っているので、しっかり備えたい」
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