元横浜FCオ・ボムソク所属のKリーグ浦項、残留確定も最終戦にベストメンバーで臨む2つの理由

2021年12月02日 サッカー #Kリーグ

キム・ギドン監督率いる浦項(ポハン)スティーラーズは12月4日、ホームでFCソウルとのシーズン最終戦を行う。浦項は現在、ファイナルB(下位グループ)にとどまっているが、早くも1部残留を決めている状況だ。

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キム・ギドン監督はACL決勝後、ほとんどの主力選手に休息を与えた。そして第37節の仁川(インチョン)ユナイテッド戦では、11のうち3人がデビュー戦を消化するなど、やや破格的なラインナップだったと言える。

そのため、現在1試合を残している時点で選手たちにとって大きなモチベーションはないと言える。

それでも浦項は最終戦をベストメンバーで戦う可能性が高い。キム・ギドン監督も「最精鋭を出すべきではないかと思う」と話した。

ベストメンバーで臨む2つの理由とは?

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・ギドン監督

理由の1つとしては、ホームでの成績が芳しくなかったことが挙げられる。今季の浦項は、6勝8敗5分けと勝率が50%にも満たなかった。

直近のホーム4試合も1勝3敗と振るわなかっただけでなく、第36節では光州FC(1-2)に初めて敗れ、第32節の済州ユナイテッド戦では4ゴールを奪われる(2-4)など、衝撃的な負け方が多かった。

そしてもう1つの理由は、キャプテンであるオ・ボムソク(37)だ。

オ・ボムソクはFCソウル戦で引退式を行う。彼は昨夏、およそ13年ぶりに古巣の浦項に帰ってきた。しかし負傷が重なり、今季はリーグ17試合に出場。7試合が途中出場だった。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)オ・ボムソク

試合数は少なくとも、オ・ボムソクの存在感は非常に大きかった。 試合に出場しない時も、若い選手たちを励まし、チームの中心として雰囲気を醸成していたのだ。

キム・ギドン監督もオ・ボムソクに対する感謝を何度も明らかにしている。浦項の選手たちも、引退を控えたオ・ボムソクのためにACL優勝カップを手に入れようと奮起したが、惜しくも不発に終わった。

浦項は懸念材料を乗り越え、12年ぶりにACL決勝の舞台に立ったが、リーグ戦では決して満足できる結果を得られなかった。

ホーム最終戦、オ・ボムソクの引退式を勝利で飾れるのか注目が集まっている。

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