「準備したことの50%しか…」ACL準優勝の浦項監督、“16秒”の失点悔やむも選手称える【一問一答】

2021年11月24日 サッカー #ACL #Kリーグ

「準備したことの50%しか出せなかった」

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キム・ギドン監督率いる浦項(ポハン)スティーラースは11月24日(日本時間)、サウジアラビア・リヤドのキング・ファハド国際スタジアムで行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝でアル・ヒラルに0-2で敗れた。

浦項は開始16秒でDFナセル・アル・ドサリ(22)のミドルシュートから先制点を許し、後半18分には元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミス(36)、元マリ代表MFムサ・マレガ(30)の連携で2失点目を喫した。

試合後、キム・ギドン監督は「あまりに早い時間に失点をして、我々が準備したことを多く出せなかった。心理的にも焦りが多くミスも多かった。その後、我々がチャンスを作ってクロスバー直撃のシュートもあったが、それが入っていれば試合もさらに面白くなったのではないかと思う」と振り返った。

浦項はキング・ファハド国際スタジアムを埋め尽くしたアル・ヒラルのファンの声援とも戦わなければならなかった。ただ、キム・ギドン監督は「サッカーというスポーツはファンがいなければならないと思っている」とし、「素晴らしい雰囲気のなかでサッカーをできた。サウジアラビア遠征に来て現地ファンの応援が少し負担になったと思うが、選手たちは楽しみながらプレーしていたと思う」と伝えた。

浦項は客観的に戦力で劣勢と言われるなか、決勝の舞台にまで上り詰めた。5年ぶりに出場したACLで、前回優勝した2009年以来12年ぶりに収めた大きな成果だ。キム・ギドン監督と浦項の挑戦は十分に拍手を受けて当然だ。

キム・ギドン監督は「まず、韓国から多くのファンが応援してくださったのに、優勝トロフィーを掲げられず申し訳なく思う。少し残念なことは、我々が準備したことの50%しか見せられなかったことだ」とし、「若い選手たちも少し緊張したようだが、今回の試合を通じてたくさん成長してほしいと彼らに伝えたい」と今後の成長を強調した。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・ギドン監督

以下、キム・ギドン監督との一問一答。

―開始16秒で生まれたアル・ヒラルの得点が決定的な役割を果たしたようだが。

あまりに早い時間に失点をして、我々が準備したことを多く出せなかった。心理的にも焦りが多くミスも多かった。その後、我々がチャンスを作ってクロスバー直撃のシュートもあったが、それが入っていれば試合もさらに面白くなったのではないかと思う。

―早い時間帯の失点が試合の結果に影響を与えたと思うか。

十分にそう思う。後半に入る前に選手と話をした。「我々にもできる部分がある」と伝えた。後半から攻撃的に出た反面、相手に後方のスペースを与えてしまったようだ。

―アル・ヒラルについて全体的に話すとしたら。

全体として組織的なサッカーをするというより、能力の高い個人を活かす。個人技を積極的に活用したサッカー、個人の能力でプレッシャーを脱してチャンスを作るサッカーをしていた。

―試合には非常に多くの観客が来ていた。コロナ禍以降で最も多い観客数だった。観客が多くいたことが選手にどのような影響を与えたのだろうか。

サッカーというスポーツはファンがいなければならないと思っている。素晴らしい雰囲気のなかでサッカーをできた。サウジアラビア遠征に来て現地ファンの応援が少し負担になったと思うが、選手たちは楽しみながらプレーしていたと思う。

―12年ぶりに決勝進出したが優勝できなかった。選手たちにはどのようなメッセージを伝えたいか。

まず、韓国から多くのファンが応援してくださったのに、優勝トロフィーを掲げられず申し訳なく思う。少し残念なことは、我々が準備したことの50%しか見せられなかったことだ。若い選手たちも少し緊張したようだが、今回の試合を通じてたくさん成長してほしいと彼らに伝えたい。

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