かつてジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)、京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)、ジュビロ磐田で活躍し、“トクスリ(鷲)”の愛称で知られた元韓国代表FWチェ・ヨンス(48)が、韓国Kリーグ1(1部)で新たに指揮を執る。
江原(カンウォン)FCは11月16日、第9代目となる新監督にチェ・ヨンスを選んだことを発表した。
現在12チーム中11位と昇降格プレーオフ圏内に位置する江原FCは、今月4日に成績不振を理由に2018年からチームを率いたキム・ビョンス監督を解任。以降、キム・ヒョンジュンコーチが監督代行を務める間に後任を探していた。
チェ・ヨンス監督はこれまで選手、指導者の両方で結果を残してきた。
1994年にLGチータース(現FCソウル)でプロデビュー後、ジェフ千葉、京都、磐田とJリーグで得点を量産。韓国代表でも1996年アトランタ五輪、1998年フランスW杯、2002年日韓W杯に出場し、国際Aマッチ69試合27ゴールと、韓国の看板ストライカーとして活躍した。
2006年にFCソウルで引退後はコーチとして入閣し、2011年の監督代行を経て2012年から監督に就任。以降、2016年までにKリーグ優勝、FAカップ優勝、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準優勝などを果たした。
その後は中国の江蘇蘇寧でもリーグ準優勝とカップ準優勝を経験。2018年のシーズン途中には降格危機に喘いだFCソウルの監督に再就任し、チームを残留させると、翌2019年はリーグ3位でACL出場権を確保した。ただ、2020年途中、成績不振を理由にFCソウルの監督を辞任していた。
約1年4カ月ぶりに指揮を執るチェ・ヨンス監督は来る11月18日、江原FCオーナーのチェ・ムンスン江原道知事と初対面した後、記者懇談会で今後の計画と意気込みを伝える予定だ。
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