7月9日から11日まで京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市(パー72、6639ヤード)で行われた韓国女子ツアーの「DAEBO hausDオープン」で、パク・ミンジ(22)がシーズン6勝目、プロ通算10勝目となる優勝を果たした。
パク・ミンジは最終(第3)ラウンドで7バーディ・1ボギーを記録し、通算16アンダーの「200」で今年新設された大会の初代チャンピオンに輝いた。
また、2位は通算14アンダーのソ・ヨンジョン(26)、3位は通算13アンダーのオ・ジヒョン(25)。そのほか、チェ・ヘジン(21)が8位タイ、ジャン・ハナ(29)とイム・ヒジョン(20)が17位タイ、パク・ヒョンギョン(21)が25位タイとなった。
なお、2年ぶりに韓国女子ツアーの大会に出場した“セクシークイーン”ことアン・シネ(30)や、美女ゴルファーとして知られるアン・ソヒョン(26)は、惜しくも予選で脱落した。
パク・ミンジは今シーズン、早くも獲得賞金総額が11億ウォン(日本円=約1億1000万円)を突破した。大会前までは9億4800万ウォン(約9480万円)だったが、今回の優勝で賞金1億8000万ウォン(約1800万円)を獲得し、総額11億2800万ウォン(約1億1280万円)となった。
韓国女子ツアーにおいて、7月時点でシーズン6勝及び賞金10億ウォン突破を果たした選手はパク・ミンジが史上初だ。今シーズンはここまで11大会に出場し、半数以上の6大会で優勝を成し遂げている。
前週行われた「メッコール・モナパークオープンwith SBS Golf」ではまさかの予選脱落に終わったパク・ミンジ。「先週はプレッシャーや期待値があまりに高く、上手くプレーしているにもかかわらず“早くバーディを取らなければ”と不安な気持ちがあった」と、メンタルが万全でなかったことを明かす。
それでも、「予選脱落がかえって“薬”になった」とし、「予選で脱落したことでかえって(不安な)気持ちが収まり、今大会はもっと気楽にプレーできた」と振り返った。
また、現時点でシーズン6勝、賞金額も11億ウォンを突破したことについては「思いもよらなかった」とし、「毎年1勝ずつしか挙げられなかったので、“今年は3勝できれば良いが、難しいだろうから1勝や2勝を目指そう”と意気込んでいた。ところが、意外な良い結果が(自分自身に)さらに刺激を与えた。普段からショット感覚は良い方だと思っていたが、内に秘めたポテンシャルがようやく爆発したのではないかと思う」と伝えた。
一方、今シーズンのプレーぶりについては「まだ満足していない」とし、「元々自分に対する期待値は低い方だ。だから上だけ見て生きてきたのだと思う。今回で通算10勝を達成したが、私の上にはもっと通算勝利数の多いプロの方が多い。まだまだ足りないと思う」と、いたって謙虚な姿勢を見せた。
最後にパク・ミンジは、「今この状況が夢のようだが、まだまだ先は遠い。引退までに通算20勝を達成するにはまだ半分しか届いていないからだ。どんな大会でも最終的な目標は優勝。メジャー大会であろうとなかろうと関係なく、最大限勝利数を増やして韓国最多勝を挙げたい」と、並々ならぬ目標を語った。
韓国女子ツアーの次戦は、7月15日から18日まで行われる「エバーコラーゲン・クイーンズクラウン2021」(賞金総額8億ウォン=約8000万円)を予定している。
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