「韓国が日本に押される理由はない」
今年1月末に新しく野球韓国代表監督に選任されたキム・ギョンムン監督は、最近日本で忙しい日々を送っている。
キム・シジン技術委員長、キム・ピョンホ戦力分析総括とともに2月22日、日本の沖縄入りしたキム監督は、直ちに日本プロ球団のオープン戦を観戦しながら、今年11月に行われるプレミア12と2020年東京五輪で対戦する可能性の高い日本人選手の把握に取り組んだ。
2月27日からはサムスン・ライオンズ対LGツインズのオープン戦を皮切りに、韓国球団の試合を見ながら、代表チームに抜擢する新しい顔を発掘することに集中する。
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そんなキム監督が2月26日、KIAタイガースと横浜DeNAベイスターズのオープン戦が行われた沖縄の宜野湾球場に登場した。
本来の日程では、この日は東京ヤクルト・スワローズと北海道日本ハムファイターズのオープン戦を見学する予定だったが、より多くの選手を見ようと日程を追加したという。
キム・シジン委員長、キム・ピョンホ総括とともに宜野湾球場を訪れたキム監督は、KIA対横浜戦を観戦し、韓国と日本の選手たちを観察した。
取材陣と会ったキム監督はサプライズ訪問の理由を明かした。
「ヤクルト対日本ハム戦が午前11時の試合だったが、途中で切り上げてきた。午前の試合だったせいか、主力選手らがたくさん抜けていたからだ。ちょうどKIAと横浜が試合をしていて、韓国選手と日本選手の両方を同時に見ることができた」と、訪問の目的を明らかにした。
2008年北京五輪で韓国に金メダルをもたらしたキム監督は、その後、韓国球団の指揮官に就任して代表チームを離れていた。
彼が韓国代表から離れた間、日本代表の顔ぶれもずいぶん変わっていた。キム監督は語っている。