サッカー日本代表の三笘薫が所属するイングランドのサッカーチーム「ブライトン」が、再びアジアのファンの怒りを買っている。今回は単なるミスではなく、歴史認識の欠如まで露呈したとして批判が高まっている。
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ブライトンは最近、SNSを通じてユースチームの「プレミアリーグ・クリスマス・トゥルース・トーナメント」参加を宣伝する投稿を行った。
同大会は第一次世界大戦中の“クリスマス休戦”を記念した大会。投稿ではトップチームに所属する三笘とU-12選手のツーショットが掲載されたのだが、彼らが手に持ったパネルに旧日本軍兵士の故小野田寛郎氏の写真が掲載されていたことが物議を醸した。
イギリスメディア『ザ・サン』は「ブライトンの不用意な投稿が中国のオンラインコミュニティで大規模な反発を招いた」と報道。実際、クラブの投稿はフォロワー約1000万人のプレミアリーグ公式ウェイボーアカウントでも瞬く間に拡散されてしまい、中国のファンが「戦犯を美化している」と激しく抗議する事態となっている。
この騒動を「“ユン・ドヨンを日本人選手扱い”したブライトン、“投降拒否”戦犯美化マーケティングで騒動爆発」と報じたのは韓国メディア『OSEN』。
同メディアは小野田氏を「第二次世界大戦の終結後もフィリピンのジャングルに潜み、約30年間投降を拒否した人物」とし、「日本の一部極右勢力には象徴的に消費されているが、周辺国にとっては侵略戦争の影を象徴する存在だ。小野田氏は戦争が終わったという事実さえ認めず、30年近い時間を武装したまま隠れて過ごし、結局、過去の同僚の説得の末に武器を下した。彼が残した行跡は、被害国の立場では消して肯定的に評価できる種類ではない」と今回の件を指摘する。
そして、「それでもブライトンはユースの広報投稿に小野田氏の画像を使用した。この不適切な選択が、そのまま世界に広がってしまった」と伝えた。
クラブへの批判が高まると、ブライトンは公式SNSを通じて謝罪文を掲載。「中国のファンの皆様に不快な思いをさせてしまったことを深くお詫びする。侮辱の意図は一切なく、アジアのファンを大切に思っている」と釈明した。
ただ、謝罪文を掲載した後もブライトンへの反発が収まる様子はない。『OSEN』は「(ミスが)一度ではないからだ」とし、こう続ける。
「ブライトンは今年7月に韓国ファンから強い非難を受けた。ユン・ドヨンのエクセルシオールへの期限付き移籍を発表した際、韓国人選手のニュースを韓国語ではなく日本語で掲載したためだ。当時もファンはブライトンのアジアマーケティングへの理解不足を指摘し、今回の議論は同じ問題の繰り返しと評価されている。『ザ・サン』も“ブライトンのアジアコミュニケーション管理能力が、再び批判を受けている”と批判した」
また、同メディアはブライトンが近年アジア人選手を多数獲得して市場獲得に乗り出しながらも、「ファンはクラブが基本的な文化的理解と歴史的感受性を備えていないまま行動していると指摘する」とし、「今回の騒動は単なるSNS運営ミスではなく、グローバルクラブとして求められる最低限の感覚をも持ち合わせていなかったという評価が広がっている」と言及していた。
(記事提供=OSEN)
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