禁固4年9カ月、賠償金1700万ドル(日本円=約257億円)、釈放後3年間の保護観察処分を言い渡された大谷翔平の元通訳・水原一平被告に韓国メディアも注目している。
大谷の元通訳が有罪判決を受けた。刑務所への収監が決まり、通帳から盗んだお金も返済しなければならない。
複数のアメリカ現地メディアは2月7日(日本時間)、「裁判所の判決は、昨年初めから球界を揺るがした11カ月間の事件に終止符を打った」と報じた。
大谷と水原被告の、10年続いた縁も終わった。2人はNPB時代に始まり、今回の賭博・横領事件が発生するまでともに過ごした。
水原被告は大谷の通訳に限らず、個人秘書の役割も引き受け、球場ではキャッチボールの相手も務めた。プライベートでも仲の良い関係性だった。
ところが、水原被告は違法賭博に手を出し、借金を背負うことになると、大谷の通帳からお金を引き出した事実で起訴された。大谷の口座から1700万ドルを違法賭博業者に振り込んだ疑いだった。
その過程で、水原被告は「私の賭博の借金を返せと、大谷がお金を貸してくれた」と虚偽の発言もした。
水原被告は法廷で「私は大谷のために働いており、彼の銀行口座にアクセスすることができた。私は大きなギャンブルの借金があり、大谷の銀行口座からお金を送金した」と伝えた。
大谷は昨年6月に水原の有罪が認められた際、声明を通じて「有罪の全面認定は私と私の家族に重要な終結をもたらした。当局が迅速かつ効果的に調査を終え、すべての証拠を明らかにしたこと心より感謝する」と発表している。
なお、水原被告に返済能力があるかどうかは明らかになっていない。大谷は同氏から1700万ドルの返済を受けることはできるのだろうか。
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