「辛すぎる」が故にデンマークで販売禁止となった韓国の人気即席麺「ブルダック炒め麺」について、ニュージーランドでは異なる判断が下された。
「ブルダック炒め麺」を販売する食品会社の三養(サミャン)食品は6月26日、「ニュージーランド食品安全局(FSANZ)が、三養食品のブルダック炒め麺はカプサイシン含有量が高いが、辛さレベルを商品に表示しているため、リコール(回収)の必要はないと発表した」と明らかにした。
三養食品によると、FSANZは「同製品(ブルダック炒め麺)は老人や幼い子どもたちにとっては危険かもしれないが、彼らは製品の主要消費者ではない」とし、「消費者がこの製品を食べて不便を感じるならば、あまりにも辛いということを知り、自然に食べるのをやめるだろう」と説明した。
それとともに、「仮に製品の安全に問題があるならば、公共の安全のために製品を直ちにリコールするなど迅速な措置を取る。だが、ブルダック炒め麺に対する不満や副作用が報告されたことはない」と付け加えた。
三養食品の関係者は、「ニュージーランド当局の決定を尊重し、歓迎する」とし、「全世界の顧客が安心して楽しめる製品を披露できるよう、今後も最善を尽くす」と明らかにした。
これに先立ち、デンマーク政府は6月11日、「ヘクブルダック炒め麺激辛3倍」「ヘクブルダック炒め麺激辛2倍」「ブルダック炒め湯麺」の3製品について、カプサイシンの含有量が極めて高く、急性中毒の危険があるとし、リコール(回収)を発表していた。
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