韓国の“貿易赤字国”1位は5年連続で「日本」。それでも赤字額が減少したワケ

2020年01月28日 社会
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韓国の貿易赤字国1位は、5年連続で「日本」であることがわかった。

ただ日本政府による輸出規制や、韓国内の日本製品不買運動などの影響で、その赤字額は16年ぶりに最低水準に減った。

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1月26日、韓国貿易協会によると、2019年韓国は日本との貿易で191億6300万ドル(約2兆895億円)の赤字を出した。これは韓国の貿易対象国のなかで最も大きな赤字だ。

2位はサウジアラビア(181億1300万ドル)、3位はオーストラリア(127億1600万ドル)、4位はカタール(126億8300万ドル)、5位はドイツ(112億5100万ドル)と集計された。

韓国の輸入における日本の割合が減少

韓国の貿易赤字国は、ほとんどが資源大国か、素材大国だった。

日本は2015年から5年連続で韓国の貿易赤字国1位となったが、赤字額は2003年の190億3700万ドル以来、16年ぶりに最低水準に減った。

韓国の対日本輸入額は475億7500万ドルで、前年の546億400万ドルより12.9%減少。韓国の輸入全体で日本が占める割合も、10.2%から9.5%に下落した。

同期間、韓国の対日本輸出額は305億2900万ドルから284億1200万ドルと、6.9%減少した。

ただし昨年、韓国の輸出が全体的に不振であったことから、輸出全体で日本が占める割合は5.0%から5.2%に若干増加した。

日本の“輸出規制”、韓国に影響なし?

2019年に日本の貿易赤字が減った要因の1つは、日本の“輸出規制”だ。

日本は昨年7月、半導体の洗浄に使われる「フッ化水素」、有機ELパネルに使われる「フッ化ポリイミド」、半導体の基板に塗る感光剤の「レジスト」といった半導体・ディスプレイ素材3品目の対韓国輸出を、包括許可から個別許可の対象に切り替えた。

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3品目の日本への依存度が高かったため、韓国業界内に不安が広がったが、半年が過ぎた現在まで、実際に生産に支障が出たケースはほとんどないと把握された。日韓間の貿易動向をみると、韓国よりも日本がむしろより大きな打撃を受ける格好となった。

2019年10月、日本の輸出全体における韓国の割合は2005年5月以来、14年5カ月ぶりに4位にまで落ちた。11月も同じ順位だった。

韓国政府関係者は「日本の輸出規制措置は、両国の不確実性を高め、不当な措置であるだけに原状回復が必要である」とし、「韓国政府は素材、部品、機器の供給の安定化と競争力強化政策を揺るぎなく継続推進する」と明らかにした。

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