8月2日、新型コロナの新規感染者数が105日ぶりに最多を更新し、11万1789人を突破した韓国では、累計感染者数も2000万人を超える見通しだ。
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2020年1月に韓国で初のコロナ感染者が出てから2年6カ月が経った現在、全体人口で5人のうち2人が新型コロナの陽性判定を受けた計算となる。
8月2日、中央防疫対策本部によると、同日0時基準で新型コロナの新規感染者は11万1789人増え、累計1993万2439人になったという。2000万人まで6万7561人だが、最近の増加傾向を考慮すると、2日の夕方頃には2000万人に達する見通しだ。
2020年1月20日に韓国国内で初めて感染者が発生したあと、累計感染者数は約1年2カ月後の2021年3月24日に10万人となり、それから10カ月半後の2月5日に100万人を超えた。
以後、オミクロン株大流行の影響で感染者が急増し、2022年3月8日に500万人台に到達。14日後の22日に1000万人、17日後の4月8日に1500万人を突破した。
オミクロン株の流行後、拡散傾向は一旦収束を見せたが、7月末から増加速度が上がり、1500万人から2000万人になるまでは116日がかかった。
感染者1000人のうち4~5人は再感染した事例だ。7月17日までの累計感染者のうち、再感染推定事例の割合は0.464%と集計されている。再感染推定事例は8万6092人で、3回感染した人も119人いた。
再感染者の重複集計を考慮しても、韓国の人口(5163万人)の40%近くは防疫当局から新型コロナの陽性判定を受けたのだが、本人も知らないうちに感染していた、もしくは、症状があっても検査を受けていない隠れた感染者を考慮すると、実際に感染経験のある人はこれよりも遥かに多いと予想される。
防疫当局は今夏の流行の最大規模を、1日あたり28万人と見たが、最近、拡散傾向が停滞すると、ピークの新規感染者が20万人レベルに達する可能性もあると慎重に予測している。数理学者の間でも、当初の懸念より流行ピーク水準が低い可能性があるという予想が出ている。
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