映画『私の頭の中の消しゴム』などで知られる女優キム・ブソンが、連日のように保守系最大野党「国民の力」に対する批判の声を上げている。
キム・ブソンは12月26日、公式SNSに「国民の力は誰のための政党ですか?国民は見えず、候補夫人だけが見えるのですか?身分と年齢、性別は違っても人格は同じです」と、「国民の力」に対する不満を吐露した。
先立ってキム・ブソンは、「国民の力」ユン・ソギョル大統領候補の妻、キム・ゴンヒ氏の経歴詐称疑惑が浮上すると、彼らが苦し紛れの一策で自分を“供物”にしてニュースを作ったと怒りをあらわにしたことがある。
自身の訴訟を代理した「カロセロ研究所」のカン・ヨンソク弁護士を解任したキム・ブソンは、以降、自分は利用されただけだったとし、「国民の力」と保守ユーチューバーらを非難した。
キム・ブソンは去る12月22日、「イ・ジェミョン“共に民主党”大統領候補を公職選挙法違反で告訴したが、取り下げようと思う。カン・ヨンソク、チョ・スジン、キム・ゴンヒ、ソン・イルジョン、これらの方々の富貴栄華のために自分をこれ以上、犠牲にしたくない。私の過去の私生活でもある」と話した。
彼女は「公的な責任の意識すらないユン・ソギョル候補に、とても失望した。最近の30代は大統領選挙候補に選ぶ人がいなくて棄権するというが、私も棄権する」と付け加えた。
キム・ブソンは2007年から約1年間にわたって、与党「共に民主党」イ・ジェミョン大統領候補と恋人関係だったと主張してきた。イ・ジェミョン候補側がこれを否定し、キム・ブソンを虚言癖と麻薬常習服用者という趣旨で非難すると、2018年9月、キム・ブソンは精神的・経済的な損害を被ったとし、イ・ジェミョン候補を相手に3億ウォン(約3000万円)の損害賠償請求訴訟を提起した。
またイ・ジェミョンを公職選挙法・情報通信網法違反などの容疑で告訴していた。
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