「おこげ湯とキムチチゲ」ふたりの韓国大統領候補、食事の好みでわかった志向

2021年12月05日 社会 #韓国政治

来年の韓国大統領選挙への出馬を表明した「共に民主党」のイ・ジェミョン大統領選候補と、「国民の力」のユン・ソギョル大統領選候補が、TV朝鮮の『食客ホ・ヨンマンの定食紀行』に出演し、従来とは異なる気さくなイメージを示して話題だ。

2人は全国各地の定食屋を訪れる時事教養番組『定食紀行』に1日食客としてそれぞれ出演し、ソウルの老舗でホ・ヨンマン画伯と会話を交わした。

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イ・ジェミョン候補は、ホ・ヨンマン画伯と乙支路(ウルチロ)の老舗食堂を訪れ、メニューなしに昼食定食を提供する食堂で約10種類のおかずを食べながら話し合った。

自分を「無匙(匙で表した韓国独特の階級論。金の匙、銀の匙、銅の匙などが裕福な家庭生まれ。無匙はそれこそ“匙もないほど食べることに苦労した”という意味)」と表現したイ候補は、人生で最も後悔することについて「(3番目の)兄(イ・ジェソン氏)と和解できなかったことが最も残念だ」と述べた。

政治を始めた理由については「もともと自分1人が豊かに暮らすつもりだったが、大学に入学して全く新しい世の中を見た。当時の表現で“意識化”された」と説明した。

また、「たまに私も(悪口を言い過ぎると)“どうしてこんなことをしているんだろう”と思ったりもする。あまりにもひどい目に遭うので…」としながらも、「それでも引き返せば最も意味あることをすると思う」と明らかにした。

この日の食事には夫人のキム・ヘギョン氏も登場。

イ候補は「私は(彼女と)結婚すると決めたとき、自分の家族史すべてを見せた。騙してはいけないと思ったから」とし「(プロポーズでは)私が幼い頃から書いていた日記帳をこんなに集めて見せた」と明かした。

また「2008年の選挙に出るとき、(妻が)ハンコを捺して出て行け(離婚届に判を捺して出るということ)と言ったが、当時、党で本人だけが受け取れる配偶者前科記録を出せと言われ、妻が譲らなかった」と話し、注目を集めた。

キム・ヘギョン氏は笑いながら「私が先にハンコを持って“ここに捺して”と言ったが、捺さずに粘った」と付け加えた。

そしてユン候補は、ホ・ヨンマン画伯と鍾路(チョンノ)区にある40年の老舗カルグクス食堂を訪れ、ゆで肉とカルグクス、牡蠣の和え物を食べた。

ホ画伯が「父が学校に在職していたため、それほど貧しくなはなかったと聞いている。金の匙か、銀の匙か」と尋ねると、ユン候補は「金ではないが、匙は家にあった」と笑いながら答えた。

検事として20年余り在職した直後、大統領選挙に出馬した感想を尋ねられると、「実はその気にならなかった」と打ち明けた。

「国会議員(選挙)でもなく大統領選挙であるし。公務員だった人間が小さな店を出すのでもなく、いきなり大企業を営もうとしているのではないかと」

大統領選挑戦に対して、妻であるキム・ゴンヒ氏の反応を尋ねると「家内は政治をするなら家庭裁判所に行ってハンコを捺してほしいと言っていた」とし、「とても嫌だった」と伝えた。

また、「家では私が料理を全てする。妻はラーメンもうまく作れないと言っている。私が食べたいものを料理しておけば、妻も一緒に食べる」と明らかにした。

なお、ユン候補の妻キム・ゴンヒ氏は、同日の放送に出演しなかった。

大統領選挑戦が政治家として初挑戦となるユン候補は「政権交代という目標を果たすための面もあるが、一方では良い勉強だ。選挙運動をしながら学ぶことが多い」とし、当選したら一番先に言いたいこととして「お互い憎まないようにしよう」を挙げた。

自分を食べ物に喩えたらというホ画伯の質問に、イ候補はおこげ湯とキムチを、ユン候補はキムチチゲをそれぞれ挙げた。

(写真=TV朝鮮『食客ホ・ヨンマンの定食紀行』)

イ候補は「最後にきれいに(食器と食席を)整理するおこげ湯になりたい。しかし現実的なら最も重要なキムチではないか」と説明し、ユン候補は「シンプルで単純なものが好きだ。作りやすいし、一番よく食べる」とキムチチゲを選んだ理由を説明した。

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