「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)大統領候補が、国軍に尚武eスポーツ団を作ると約束し、ゲーム産業の育成及び青年世代への支援計画を明らかにした。
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イ・ジェミョン候補は11月15日午前、国会議員会館で開かれた「eスポーツ発展国会議員会創立総会」で、「軍隊に行くのが苦痛ではなく、自己能力を発揮し、国際大会にも出場して実力を養成する機会にならなければならない」とし、「軍隊という兵役義務過程でも自分の技量を発揮し、国家と社会に貢献する機会を作り出すべきだ。このeスポーツ団創設のために、議員たちが一緒に努力してほしい」と要請した。
続いて「eスポーツはアジア大会の正式種目として採択され、国家間の競争がなされるようになった。今、ゲームをする友人たちを逸脱したと非難するのではなく、一つの体育領域として見なければならない」と強調。
また、イ・ジェミョン候補はゲームを将来のコア産業と定義し、重要性についても言及している。「今後、生産性も改善し、人々の余暇、余裕も多く増え、将来の産業の核心はゲーム産業を含む“遊び産業”であるというのが代替的な予測だ。K-カルチャーで私たちが全世界で文化的に先駆けているように、ゲームにも少しだけ関心を持って支援すれば、全世界をリードする国になることができる。ゲーム文化強国になるだろう」と明らかにした。
さらに、朴槿恵(パク・クネ)政府が廃止した「ゲームシャットダウン制」についても口を開いた。「城南(ソンナム)支庁で働いていた時、韓国ゲーム産業が全世界をリードする立場だったが、朴槿恵政権では“ゲームは麻薬と同じ”とされた。また、社会4大悪と規定し、規制一辺倒に転換する風潮で、中国に追い越された痛い記憶がある」と指摘している。
そして「ゲーム市場自体が持つ膨大な成長性と、その中で良い雇用創出など国内産業への影響を考慮すれば、現在の韓国経済の大々的な転換と、新産業の拡充に大きな助けになるだろう」とし、「今新しい仮想空間で人間的交流がなされており、シャットダウン制度が廃止されただけに、国会で一生懸命支援するので、世界でソフトパワー(国が有する文化や政治的価値観などに対する指示や理解度)についての先進国になるが、ゲーム産業が先頭に立っていく」と改めて強調した。
なお、イ・ジェミョン候補は同日の発言後、用意されたゲームデモを巡り、『リーグ・オブ・レジェンド』『カートライダー』『スタークラフト』などのゲームに対する懸案と説明を聞いていた。
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