韓国の新規感染者数が1カ月ぶりに10人台だが…ソウルで治療中の患者数は過去最多に

韓国中央防疫対策本部によると、6月22日0時基準の新規感染者数は17人で、累計感染者数は1万2438人となった。

新規感染者数が10人台に減少したのは、5月26日(19人)以来、27日ぶりだ。17人中11人が地域で発生しており、ソウル4人、京畿3人など首都圏での発生が7人だった。

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韓国における新規感染者数は6月17日時点で計754人となり、5月全体の計729人を超えていた。6月に入って増加していた新規感染者数が減少したことになるが、未だに油断できる状況ではない。

ソウルで治療中の患者数が最多に

というのも6月21日0時基準、ソウルでは新型コロナに感染した患者480人が回復していない状態で入院治療を受けていることがわかった。

ソウル市が新型コロナ感染者を管理するための南山生活治療センター

ソウルで治療中の患者数の最多記録は6月13日の408人だったが、すでに大幅に増加した。その日から6月14日420人、6月15日427人、6月16日425人、6月17日430人、6月18日446人、6月19日458人、6月20日466人となっており、一日を除いて毎日のように最多記録が更新してしまっている。

隔離入院中の患者数が増加しているということは、回復して退院する患者よりも新規感染者が多いという意味だ。現在の傾向が続くと、集中治療のための病床が足りなくなるという懸念も出ている。

ソウルの感染者のうち、死者は6人で、回復して退院した患者は733人だ。6月21日午前、ソウル市はこの日0時基準で、市で把握した累計感染者数が1219人と明らかにし、ここに含まれていない患者1人(13歳の少年、道峰58人目の患者)が感染した事実を道峰(トンポ)区が別に公開した。

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