韓国で新規感染者49人…東京以上に感染拡大が深刻な首都圏のイマ「防疫に赤信号」

教会での集団感染などの影響によって、韓国の新型コロナウイルス新規感染者数が引き続き大幅に増加し、ほぼ50人に近づいた。

仁川(インチョン)地域に位置する教会の集会から始まった集団感染が広がった結果であり、小・中・高校生の3次登校授業とかみ合って、首都圏の防疫に赤信号が灯っている。

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韓国中央防疫対策本部は6月3日0時基準、新規感染者数が49人増え、累計感染者数が1万1590人となったと発表した。新規感染者の感染経路は地域での発生が46人、海外からの流入が3人だ。

地域別で見ると、ソウル19人、仁川17人、京畿12人で、49人のうち48人が首都圏から報告された。残り1人は大邱(テグ)だった。

新規感染者は首都圏に集中

新規感染者数はここ数日間、ほとんどが首都圏で集中的に報告されている。

新規感染者数は、梨泰院(イテウォン)のクラブ発の感染者と富川(プチョン)の物流センター発の感染者が減少し、5月28~31日の4日間は79人→58人→39人→27人と減少傾向だった。

しかし、ここ数日間、首都圏にある各教会の集会で集団感染が相次ぎ、新規感染者数は6月1日35人、6月2日38人を記録し、6月3日には49人と大きく増加した。

(写真提供=ソウル新聞)6月3日、ソウルの小学校に登校する学生

特に5月以降、宗教関連の集会や活動などを通じて新型コロナに感染した事例が6月1日正午基準で103人となり、そのうち9人を除いた94人が首都圏から発生し、感染拡大の懸念が日々高まっている。

防疫当局も首都圏の宗教集会の自制を要請しながら、現在の状況が続けば「首都圏の大規模な感染拡大」に直面すると警告した。

首都圏の累計感染者数、初めて2000人超え

一方、死者は1人増えた計273人となった。4月7日に大邱で感染が明らかになった78歳の男性が死亡した。

韓国における新型コロナの死亡率は2.36%だ。50代以下は1%未満となっているが、60代2.72%、70代10.98%、80代以上26.65%と高齢者ほど死亡率が高い。

回復して隔離解除された感染者は21人増えた累計1万467人となり、隔離治療中の患者は27人増えた850人だ。

また新型コロナの検査を受けた人数は計95万6852人で、そのうち91万7397人が陰性判定を受けた。残りの2万7865人が検査結果を待っている。

現在までの累計感染者(1万1590人)を地域別に見ると、大邱が6885人、慶尚北道1379人となっており、2つの地域が圧倒的に多い。

ただ最近、首都圏を中心に感染者が続出しており、ソウル895人、京畿879人、仁川249人の3地域を合わせると2023人となり、首都圏の累計感染者数が初めて2000人を超えた。

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