ソウル梨泰院クラブ発の新型コロナ、“6次感染”まで確認…懸念高まる

ソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)のクラブ発の新型コロナ感染者が6次感染まで広がり、危機感を募らせる声が高まっている。

5月25日10時現在、梨泰院クラブ関連の新型コロナ感染者数は計237人となった。

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ソウル市だけで112人だ。ソウル市は5月25日、「中浪(チュンラン)区の19番目の感染者である49歳の男性が、梨泰院クラブ発の6次感染者として確認された」と明らかにした。

6次感染、明らかになった経路

この男性は中浪区18番目の感染者の夫で、広津(クァンジン)区13番目の感染者の同僚だ。

広津区13番目の感染者は、5月10日に京畿・富川(プチョン)市で開かれた「ラオンパーティー」に参加したカメラマン兼タクシー運転手から感染したと推定される。

このカメラマン兼タクシー運転手は仁川・ミチュホル区24番目の感染者で、彼は5月9日、10、17日に同パーティーで撮影をしており、それに先立って5月6日にミチュホル区のカラオケに立ち寄った。

そのカラオケ店は、仁川・南洞(ナムドン)区17番目の感染者である16歳の若者が訪れた場所だ。南洞区17番目の感染者は、梨泰院クラブを訪問した25歳の男性塾講師(仁川ミチュホル区15番目の感染者)の教え子である。

つまり梨泰院クラブを訪問した塾講師から、その教え子へと感染し、その教え子が訪問したカラオケ店に行ったカメラマン兼タクシー運転手が感染、さらにカメラマンが撮影作業をしたパーティーの参加者へと広がり、パーティー参加者の職場の同僚、そしてその同僚の家族という経路で6次感染が発生したと見られる。

ソウル各区に感染拡大

またソウル冠岳(クァナク)区では、28歳の女性が57番目の感染者として登録された。彼女は、カメラマン兼タクシー運転手であり、3次感染者である仁川ミチュホル区24番目の感染者と接触した冠岳区56番目の感染者から感染したと推定される。

ソウル城東(ソンドン)区は、61歳の女性が23番目の感染者として登録されたと発表。彼女は広津区13番目の感染者と接触したと推定される。広津区13番目の感染者もミチュホル区24番目の感染者と接触していた。

永登浦(ヨンドゥンポ)区は、永登浦病院に入院していた55歳の女性が32番目の感染者となったと発表した。同病院では、作業療法士が梨泰院クラブに行っていたことで、病院内で集団感染が発生した。

江北(カンブク)区では、53歳の男性と26歳の男性が11番、12番目の感染者として登録された。彼らと江北区7番目の感染者は、梨泰院クラブ訪問者である江北区6番目の感染者(27歳、男性)の同居家族である。

経路不明の新規感染者も

感染経路をたどることができない新規感染者も2人発生した。

永登浦区31番目の感染者(29歳、女性)は、5月21日に頭痛を感じて5月23日に永登浦の保健所で検査を受け、5月24日に感染が発覚した。

美術学院の講師であるこの感染者は5月22日まで出勤しており、ソウル江西区の学院では5歳の男児が5月25日に感染していることがわかり、ソウル市776番目の感染者に登録された。

5月25日10時基準、過去24時間でソウルの新規感染者は、梨泰院クラブ発の6人と経路不明の2人を含めた計8人で、ソウルの感染者数は累計776人に増えた。そのうち165人が隔離治療を受けており、607人が退院、4人が死亡した。

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