韓国で流通している“偽ブランド品”の84%は中国産…2024年上期に輸入された驚きの額

2024年08月18日 社会

今年上半期、知識財産権を侵害し、韓国の税関で摘発された輸入品の多くが中国産であることが分かった。いわゆる“偽ブランド品”だ。

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8月15日、韓国国会・企画財政委員会に所属するパク・ソンフン議員が、関税庁から受け取った資料によると、今年1月から6月に摘発された輸入品の規模は34件、934億ウォン(約101億円)だったという。

国別に見ると、中国が24件、781億ウォン(約85億円)で全体の83.6%を占めている。昨年摘発された知的財産権侵害物品(3713億ウォン=約400億円)の95.4%(3541億ウォン=約380億円)も中国製だった。

韓国の偽ブランド品
(写真=韓国関税庁)今年1月に公開された韓国の偽ブランド品

ブランド別に見ると、シャネルが487億ウォン(約53億円、52.1%)で半分以上という結果に。ゴヤール(約8億円)、ルイ・ヴィトン(約4億5000万円)、グッチ(約2億2000万円)と続いた。

品目別ではバッグ類が653億ウォン(約70億円、69.9%)でトップとなり、アパレルが196億ウォン分(約21億円、21.0%)で2位となった。

この結果を受け、パク・ソンフン議員は「海外からの直接購入の増加とともに、知的財産権を侵害した中国産偽物の不法流通まで増えている傾向」とし、「これを本物と誤認して購入する消費者の被害と、国内外企業の経済的被害を防止するためにも、国境の段階でさらにきめ細かい取り締まり網を構築しなければならない」と話した。

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