新型コロナの集団感染を起こした新興宗教の総会長、検察の調査を受ける…他の容疑も

韓国の新興宗教「新天地イエス教会」のイ・マンヒ総会長(89)が7月17日、韓国政府の新型コロナウイルス防疫活動を妨害した容疑で、検察の調査を受けた。

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検察や新天地などによると、水原(スウォン)地検・刑事6部(パク・スンデ部長検事)は同日、感染症予防法違反などの容疑を受けるイ総会長を召喚して調査した。

イ総会長は新天地の大邱(テグ)教会を中心に、新型コロナが感染拡大していた今年2月、防疫当局に信徒名簿と集会場所を縮小して報告するなど虚偽の資料を提出し、検察の捜査に備えて関連資料を廃棄するなど、証拠隠滅を図った疑いを受けている。

イ・マンヒ総会長

彼はその他にも、不正な方法で100億ウォン(約10億円)台の不動産を形成し、献金を隠した疑惑もかけられている。

同日の調査でイ総会長は持病を訴え、4時間で検察の調査を終えて帰宅した。

先立って検察は7月8日、感染症予防法違反、偽計による公務執行妨害、証拠隠滅教唆などの容疑で新天地・果川総会本部所属の総務A氏など3人を拘束している。

なお中央防疫対策本部によると、7月13日から新天地教会関連感染者のうち、500人が血液を提供した。その血液は、韓国で開発中の新型コロナ血漿治療剤の研究に使われると思われる。

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