ファン・ジョンミン&ヨム・ジョンア共演のNetflix映画『クロス・ミッション』、二人が語る作品の魅力とは?

2024年08月06日 映画 #韓国映画 #Netflix

俳優ファン・ジョンミンと女優ヨム・ジョンアの痛快なアクション映画が全世界で公開される。

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8月5日午前、ソウル中区のアンバサダーソウルプルマンホテル・グランドボールルームでは、Netflix映画『クロス・ミッション』の制作発表会が開かれた。

この日はファン・ジョンミン、ヨム・ジョンア、イ・ミョンフン監督などが参加し、作品に関する話を共有した。

『クロス・ミッション』は、妻に過去を隠したままベテラン主夫として生きる元特殊要員カンム(演者ファン・ジョンミン)と、夫の秘密を誤解した凶悪犯罪捜査隊のエース、ミソン(演者ヨム・ジョンア)が巨大な事件に巻き込まれながら起きる話を描いた娯楽アクション映画だ。

ファン・ジョンミンとヨム・ジョンアの共演で話題を集めた『クロス・ミッション』はイ監督の長編デビュー作であり、既存の夫婦の役割を反転させた斬新な設定を盛り込んだ作品として注目を集めている。

ファン・ジョンミン、ヨム・ジョンア、イ・ミョンフン監督
(写真提供=OSEN)左からファン・ジョンミン、ヨム・ジョンア、イ・ミョンフン監督

イ監督は作品について、「『クロス・ミッション』は宝くじのように、互いに一つも合うところがないように見えるが、二人が一つになる映画だ。一つになるときは痛快なアクションとなり、息が合わないときは愉快なコメディとなる。多くの人が軽い気持ちで楽しく見られる映画だ」と説明した。

脚本を自分で書いたというイ監督は、「私が結婚式をした際、司式者の方が恋愛とは互いを見つめ合うことであり、結婚とは二人で同じ場所を眺めることだと言っていた」とエピソードを語り出した。

続けて、「疑問に思ったのは、同じところを眺めていたら、見つめ合う時間はいつ取れるのだろうかということだ。横を見たとき、そこにいる人が違う人のように感じられたらどうなるかという疑問を脚本という形で解いてみた」と明らかにした。

また、タイトルを『クロス・ミッション』に決めた理由については、「“クロス”が交差する地点、物語や人物が向き合う地点というよりは、直観的かつ簡単で力の湧くタイトルだと思った。今、皆は一つのチームだという感じで、映画とよく合うと思った」と付け加えた。

ファン・ジョンミン、ヨム・ジョンア
(写真提供=OSEN)ファン・ジョンミン(左)、ヨム・ジョンア

ファン・ジョンミンは作品を選んだ理由について、「脚本を初めて読んだとき、気楽に楽しく読むことができた。読むや否や、やると決めた。ずっと気になっていた。私は男性の俳優と主に演技をしたが、息を合わせられる女優が誰になるか、とても気になっていた」と語った。

ヨム・ジョンアもやはり、「脚本がとても面白かった。夫役をファン・ジョンミンさんが演じるとなったら、やらない選択肢はない。すぐに決めた」と伝えた。

ファン・ジョンミン
(写真提供=OSEN)ファン・ジョンミン

多様なジャンルに挑戦し、どんなキャラクターでも演じきる卓越した演技力で、大衆と批評家から愛されるファン・ジョンミン。『クロス・ミッション』では元韓国軍情報司令部特殊要員として、妻にも過去を隠したまま主夫として生きるカンムを演じ、新しい魅力を披露する。

ファン・ジョンミンはカンムという人物について、「過去を隠して生きることに対して重点を置いた。過去を隠すということは、現在一緒に暮らす、愛する人に嘘をついているということだ。その嘘がばれてはいけないのに、申し訳ないと思いながら数年生きているという感情が重要だと思った」と説明。

そのうえで、「私とはまったく似ていない。私はカンムのように感受性豊かではない」と強調した。

一方、自然な演技力でどんな役でも自分のスタイルで演じるヨム・ジョンアは、アジア大会銀メダリストの元射撃韓国代表で、凶悪犯罪捜査隊でも最も検挙率が高く、捕獲の成功率が90%を超えるワニになぞらえて“ワニ刑事”と呼ばれる人物ミソンを演じる。

ヨム・ジョンアは「銃のアクションが多かった。銃を撃つ練習を一生懸命して、身体づくりをした。以前、ドラマで銃を撃つ演技をしたことがあったので、とても役に立った。銃が重い。撮影用なのにかなり重い」とし、「アクションスクールに行って何度か練習をしたが、前転、後転が一番難しかった。重点的に練習をたくさんした」と話した。

ヨム・ジョンア
(写真提供=OSEN)ヨム・ジョンア

続いて、二人の相性についてファン・ジョンミンは「とても良かった。ジョンアさんが持っている人の良さがある。同僚たちの面倒を見る温かさもある。私は自然とそのなかに入って頑張った。アクション映画だから、ジョンアさんが苦労したり怪我したりしないように自分なりに配慮して準備した。すごく良かった。幸せな撮影だった」と満足気に語った。

ヨム・ジョンアも「アクションが多いので、先輩が先に現場に行って、すべてチェックしてくれた。私は自分の演技さえすれば良かった。そのような配慮をあまりにも多くしてくれた。先輩の温かい配慮の中で撮影できた」と感謝の意を表した。

イ監督はほかの作品との違いに関する質問に、「既存の映画では男性同士のブロマンスが中心となるが、この映画は男女がやりとりするロマンスアクションだ」と主張。

さらには「演出のポイントは調和だと思った。多くの人物が出てくるが、誰一人として変に目立たず、一つのチームのように見えるうえに、魅力がある。ジャンルとしても、アクションとコメディのどちらか一方に偏らないようにした」と答えた。

ファン・ジョンミン、ヨム・ジョンア
(写真提供=OSEN)ファン・ジョンミン(左)、ヨム・ジョンア

『クロス・ミッション』は当初、今年2月の旧正月連休の公開が確定していたが、俳優イ・ソンギュンさんの突然の悲報によって公開延期となった。

イ・ソンギュンさんの妻である女優チョン・ヘジンが、劇中で潜入捜査中に偶然出会った先輩のカンムに助けられる後輩要員ヒジュ役を演じたためだ。

公開時期が引き延ばされたことで結局、『クロス・ミッション』はNetflixで配信することが確定。チョン・ヘジンが夫を亡くした後、初めての復帰作となった。

イ監督はNetflixでの公開について、「190カ国余りで同時に配信されるので、さまざまな人々が多様な媒体でより多く見られるという期待がある。主演二人のエネルギーを伝えることができて嬉しく思う」と話した。

ファン・ジョンミンは「俳優は作品を公開する立場から、この作品が上手くいくことを願うだけだ。視聴者の方々が作品を笑って楽しむことができれば、これ以上の喜びはない」と願いを語った。

ファン・ジョンミン、ヨム・ジョンア
(写真提供=OSEN)ファン・ジョンミン(左)、ヨム・ジョンア

最後に、イ監督は『クロス・ミッション』について「面白く、退屈しない」とし、「二人の俳優がキャスティングされたと聞いたときから、今になっても信じられない。このような身に余る幸せを感じてもいいのか、感動的な瞬間が多い」と格別な感慨を伝えた。

ファン・ジョンミンとヨム・ジョンアは「完全に性格の違う2人がどの地点でクロスするのか、注意深く見ると面白いと思う」とし、「夏の実に痛快なアクションは面白く、絶対に当たらなさそうな宝くじが大当たりするときの快感を得ることができるだろう」と見どころを挙げた。

なお、映画『クロス・ミッション』は来る8月9日、Netflixを通じて公開される。

(記事提供=OSEN)

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