長くても短くても叩かれる冷酷な現実…物議をかもした韓国スターたちの「自粛期間」に正解はあるのか

2024年07月02日 話題 #ソ・イェジ

それぞれ異なる騒動で「自粛」したスターたちが一人、二人と復帰を宣言した。

【写真】顔変わった?ソ・イェジの近況

親の借金、恋人へのガスライティング(精神的虐待の一種)、麻薬投薬などで物議をかもしたスターたちは、少なくとも数年は芸能界から姿を消していた。自主的な自粛の後に復帰を知らせたが、オンライン上では冷淡な反応ばかりだ。

騒動の大きさが原因なのか、自粛期間の問題なのか。物議をかもしたスターたちの適切な自粛と復帰方法は存在するのだろうか。

復帰活動がことごとく失敗

2013年にデビューした女優のソ・イェジは『花郎<ファラン>』『君を守りたい~SAVE ME~』『サイコだけど大丈夫』などの作品に出演し、人気女優として浮上した。

しかし2021年、かつて俳優キム・ジョンヒョンと交際していた当時、彼を“操って”撮影現場に被害を与えたというガスライティング疑惑が浮上し、ソ・イェジの人間性に疑問符がついた。さらに学歴偽造疑惑、校内暴力疑惑、スタッフへのパワハラ疑惑など、確認されていない噂があふれ、彼女のイメージは失墜した。

ソ・イェジ
(写真提供=OSEN)ソ・イェジ

最終的に彼女は自粛の時間を持ち、騒動から1年ぶりの2022年にドラマ『イブの罠』で復帰した。

“19禁シーン”を演じるなど、覚悟を持って復帰したソ・イェジだったが、ドラマ自体が特別な反応を得られず、野心に満ちた彼女の復帰は失敗に終わった。その後は特別な活動なしに、SNSを通じてファンとのコミュニケーションを続けた。

そんななか6月25日、芸能事務所のSUBLIME(サブライム)が公式立場を通じて「女優ソ・イェジと専属契約を締結することになった」と明らかにし、彼女の本格活動を予告した。それでも大衆の反応は、『イブの罠』のときと同じく冷ややかだ。

「親の借金」で議論となったラッパーのMicrodotは、6月24日に新しいアルバムをリリースし、騒動から6年ぶりに公式の場に姿を現した。

Microdotの両親は、1990年から1998年まで忠北・提川(チェチョン)で乳牛農場を運営し、14人から約3億ウォン(約3500万円)を借りたが返さず、1998年5月にニュージーランドに逃げた疑惑を受けた。2019年4月に帰国した両親は、裁判にかけられた。

Microdot
(写真提供=OSEN)Microdot

最初に問題が提起された際、Microdot側は「事実無根」と一蹴したが、被害者の具体的な証言が登場すると事実であることを認め、出演中だった番組からすべて降板した。その後、Microdotの両親はそれぞれ懲役3年と懲役1年の実刑が確定。服役を終えた後、ニュージーランドに戻った。

初期対応が不適切だったからだろうか。以降、Microdotはデジタルシングルをリリースし、バラエティ番組にも出演したが、彼に対する大衆の心は完全に背を向けたように特別な反応を示さなかった。

Microdotは今回の公式の場で、「重要なことは(被害者の方に)お金を返さなければならないということ。(今はお金が)ない。慎重な部分が多い。このような機会を通じてお金を稼ぎ、仕事ができてこそ近づくことができるし、そうする」とし、「お金を返すために焼肉屋でアルバイトもしている」として最後まで返済する意志と共に涙を表わした。

復帰を歓迎される「自粛の法則」は…ない

ガールズグループBrown Eyed Girlsのガインは、活動中断から4年ぶりにラジオで姿を現して話題を集めた。

ガインは2020年4月から活動を中断した。2019年7月から8月の間、京畿道(キョンギド)某所でプロポフォールを投薬し、2021年初め、麻薬類の管理に関する法律違反の容疑で罰金刑に処されたのだ。

Brown Eyed Girls・ガイン
(写真提供=OSEN)Brown Eyed Girls・ガイン

所属事務所は当時、「ガインがこれまで活動中に大小の負傷の累積で、長く深刻な痛みとうつ病、重度の睡眠障害を体験してきたし、その過程で慎重でない選択をすることになった」と謝罪した。

以降、SNS活動はもちろん、特別な近況を知らせなかったガインは、最近放送されたKFNラジオ『ミリョのフリースタイル』(原題)にBrown Eyed Girlsのメンバーたちと完全体で姿を現した。

パーマをかけたヘアスタイルで登場したガインは近況について、「ダイエットしながら管理をしている。献立を考えながら管理を続けている。まだ具体的ではないが、できるだけ早いうちに良い姿をお見せしたくて、体力や外見を管理している」とし、復帰の可能性を示唆した。

ソ・イェジは1年、ガインは4年、Microdot にいたっては6年だ。それぞれ異なる議論で姿を消したスターたちが、自分なりの自粛期間を経て帰ってきた。

しかし短い間だけ姿を消していたとしても、長らく自粛していたとしても、大衆の反応は冷たく、少なくとも賛否両論となっているのが現実だ。

現在の状況を見る限り、大衆の好感を再び得る確実な「自粛の法則」は、やはりないと見られる。一斉に復帰に乗り出したスターたちの「人気の回復」が可能なのか、見守りたい。

(記事提供=OSEN)

◇ソ・イェジ プロフィール

1990年4月6日生まれ。2013年のドラマ『ジャガイモ星』でデビュー。『夜警日誌』(14)、『ラスト・ゲーム~最後に笑うのは誰だ?!』『パパはスーパースター!?』(15)、『ファンタスティック・クラブ』『君を守りたい~SAVE ME~』(17)などに出演。2020年のドラマ『サイコだけど大丈夫』で、強烈な絵本作家コン・ムニョンを演じたことでブレイクした。2021年に元恋人で俳優のキム・ジョンヒョンを精神的虐待していた疑惑などが囁かれ、活動を休止。2022年のドラマ『イブの罠』で復帰も、2023年11月に事務所を退所。2024年6月、SUBLIMEとの専属契約を発表した。

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