親会社のHYBEから、NewJeansが所属するADORの経営権奪取疑惑を受けているミン・ヒジン代表が、経営陣と交わした会話内容が公開された。
【画像】ミン・ヒジン、「クソジジイ」会見がまさかのTシャツ化
韓国メディア『TVDAILY』は5月27日、ミン・ヒジン代表とADORのイ副代表が交わしたメッセージ内容などを報道した。これによると、ミン代表の“右腕”と呼ばれる副代表は、BTS(防弾少年団)全メンバーの兵役終了を基点に、ADORがHYBEから抜け出す“1年計画”を立てていたという。
2人はHYBEの経営方式に不満を持っており、独立を進めるためにマスコミを利用することにした。メッセージの内容を引用すると、ミン・ヒジン代表は「結局、マスコミを使わなければならない」と話している。2人はHYBEの問題を指摘し、非難を受けた時、どのように抜け出すか戦略を練った。
特に、ミン・ヒジン代表は計画実行のために投資家にも会っていたとされている。投資家たちはNewJeansメンバー全員をHYBEから連れ出してこそ、投資できるという条件を掲げた。この条件に対して2人は損害賠償額を計算し、計8000億ウォン(約920億円)程度を投資家から受け取るべきだと推算した。
だが、ミン・ヒジン代表はNewJeansの価値は1兆ウォン(約1150億円)を越えると考え、「自分たちが何もない会社でも1兆で買った子たちなのに、NewJeansを8000億で渡すと思うか?」として、1兆ウォンを越える金額を手に入れなければならないと主張した。
その後、2人は投資家を確保したが、専属契約の解除などを理由にNewJeansの脱HYBEは難しかったため、ADORの持分を活用する計画を立てた。先立って19日、ミン・ヒジン代表が「私がこの間話した“投資家に会わなかった”と言った内容が、経営権簒奪を目的として会っていないという意味だということは、よくご存知だろうが、明らかな言葉遊びにだまされないことを願う気持ちで申し上げます」と話したことに反するものだ。
またミン・ヒジン代表は、ADORの“実質的な主人”になるための作業に向けて、NewJeansの実の親が先に乗り出すべきだと主張。会話内容を見ると、「押し出し」について言及し、「押し出しイシューは一波万波になり、世の中がひっくり返るはずなのに、早く何でも外に話すのが私たちの立場では良い状況である」「一番良いのは、HYBEがこのような大型悪材料を防ぐためにも私に妥協しようと提案すること」などと予想シナリオまで組んだという。
「押し出し」とは、芸能事務所とCD流通会社が、中間販売業者にCDの一部分を“押し付けて”買わせるという方式。ただ、その代わりに、販売業者が購入したCDを売り切るまで、事務所側はグループのファン向けサイン会、映像通話イベント、いわゆる“ヨントン”などを開く。このやり方により、アーティストはより多忙となり、ファンもやはり複数のCDを購入することになるのだ。
また報道によると、ミン・ヒジン代表はHYBEに、NewJeansが“HYBE初ガールズグループ”ではなかったなどと問題提起をするメールを4月3日に発送し、マスコミには4月11日に知らせるよう指示した。当該内容が事実であることが明らかになった場合、深刻な波紋が予想される状況だ。
これらに関してミン・ヒジン代表側は、本サイト提携メディア『OSEN』に「当該記事の内容を確認し、立場を明らかにする」と伝えた。今回はどのような内容で反論するのかに注目が集まる。
(記事提供=OSEN)
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