とある会社の社長の娘がガールズグループのオーディション番組に出演中であることから、社員に投票をうながす公示をしたとして議論となっている。
【画像】オーディション番組の“八百長”で脱落した「被害者」たち
5月9日、複数のオンラインコミュニティには、オーディション番組『I-LAND2 N/a』(Mnet)に出演している社長の娘のデビューのために、社員に投票を要請する公示文が拡散された。
その「オーディション投票参与」というタイトルの公示文を見ると、会社側は「○○○社長の娘、○○○さんがMnetで進行する『I-LAND2』というオーディション番組に出演している」「社員の方々は○○○さんのデビューのために、オーディション投票への参加をお願いする」と書かれている。
投票期間は「5月3~12日」となっており、対象は「全社員」だ。さらに「5月3日から一日1票、必ずお願いします」と強調されている。投票する方法をキャプチャ画像まで貼って説明する力の入れようだ。
そんな公示文が拡散されると、オンライン上では「パワハラだ」との批判が提起された。他にも「社長の娘さんなら逆らえない」「公示するようなことか」「これでデビューしたとしても後で問題になるのでは」「広報ではなく強要だと思う」「社長の人気次第だろう」といった反応があった。
なお『I-LAND2 N/a』は、2020年にボーイズグループENHYPENを誕生させた『I-LAND』のシーズン2。今回はガールズグループの結成を目指し、計10カ国・13都市で行われた大規模なグローバルオーディションを通じて選抜された24人の志願者が、最終デビューの夢を叶えるために競争を繰り広げる。
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