ここまで来たら、もはや病気だろう。女優ミョン・セビン（48）が“結婚詐称男”の猟奇的な行為に苦しんでいる。
昨年、本紙『スポーツソウル』が独自報道した「ミョン・セビンと結婚する」などと嘘を吐き続けている詐称男が、再びソウル江南（カンナム）一帯で大手を振っていることが確認された。
ソウル江南区でお店を運営するAさんが『スポーツソウル』に「最近、ある男性顧客が“ミョン・セビンと結婚する予定だが、プロポーズのプレゼントとしてスカーフを買う”と訪ねてきた」と情報提供した。
Aさんによると、その男は自身を「×××ホールディングス」のイ会長だと名乗った。Aさんは「イ氏が聞いてもいないのに、5月に結婚式を挙げる計画であり、ミョン・セビンが卵子まで凍結した」と話したと明かした。
Aさんは「ミョン・セビンさんは大衆によく知られたトップスターだ。そんな女優にプロポーズをするからと、デパートのブランド品でもなく、ロードショップで一番安いスカーフを購入したのがあまりにもおかしかった」と耳打ちした。
イ氏の猟奇的な行動はこれで終わらなかった。突然、Aさんに店が気に入ったとし、10億ウォン（約1億円）を投資するから法人に転換するよう提案した。また自分が1年6カ月前、江南駅周辺に商店街を購入したとし、店をフランチャイズ化した後、活用するように語った。
Aさんは「登記簿謄本を確認すると、イ氏の説明とはまったく違っていた。調べてみたら、イ氏は近隣の不動産にも家と店を契約する予定だと言ったという。あまりにもおかしくて記事を探してみると、昨年『スポーツソウル』で報道した手法と同じだった」とし、「イ氏が私たちの店の住所をすべて知っているので、何か被害を及ぼすのではないかと心配だ」と話した。
イ氏の実際の職業は代行運転手だ。彼は有力政治家と共に撮影した写真を差し出しながら、「ミョン・セビンの婚約者」のふりをしていると伝えられた。昨年は地上波放送局出身の元国会議員を同行させ、今年は忠清地域の国会議員と一緒に撮った写真を提示した。
ミョン・セビンの所属事務所KOSMOエンターテインメントは、イ氏を業務妨害および名誉毀損で告訴した状態だ。イ氏は最近行われた初裁判に欠席し、4月に2回目の公判が開かれる。
KOSMOエンターテインメント関係者は「会社に情報提供電話が殺到しており、近いうちに江南、上岩（サンアム）、板橋（パンギョ）、蚕室（チャムシル）一帯の不動産コミュニティにイ氏を注意してほしいという公示を伝達する計画」と伝えた。
◇ミョン・セビン プロフィール
1975年4月10日生まれ。1996年に歌手シン・スンフンのMVに出演してデビュー。2003年のドラマ『太陽に向かって』でクォン・サンウに愛される役を演じて話題に。以降、『結婚したい女』『ウェディング』『我が人生のスペシャル』『甘くない女たち～付岩洞＜プアムドン＞の復讐者～』『ポッサム～愛と運命を盗んだ男～』『医師チャ・ジョンスク』などに出演。2021年にはバラエティ番組に出演し、2008年の離婚後に「卵子を凍結した」と明らかにして話題になったりもした。
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