性的暴行疑惑を受ける“韓国の国民的歌手”…12時間の警察調査を受け語った「言葉」とは

2020年01月16日 話題

性的暴行疑惑が浮上した“韓国の国民的歌手”キム・ゴンモ(52)が、12時間を超える警察の調査を終えて帰宅した。

キム・ゴンモは1月15日10時20分頃、性的暴行疑惑について調査を受けるため、ソウル江南(カンナム)警察署に出頭した。

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取材陣から避けるためか、地下3階に駐車した後、非常階段を通じて地下1階まで移動したキム・ゴンモは、エレベーターに乗って4階の調査室に入った。

キム・ゴンモは取材陣から「性的暴行の疑いを認めるか」「性関係があったことは事実なのか」などの質問を受けたが、無言を貫いたまま調査室に向かった。

12時間の調査を終えて口を開いた

その後、約12時間にわたる調査を終え、22時15分頃、キム・ゴンモは警察署から出た。

彼は先立って知人が予告していた通り、取材陣の前での立場を明らかにした。

キム・ゴンモは「国民の皆様に心配をかけて、誠に申し訳ない」と謝罪した。続いて「警察の調査で誠実に答えた。1日も早く、真実が明らかになればと思う。求められれば、再び訪れて調査を受ける気持ちがある。心配をかけして、非常に申し訳ない」と頭を下げた。

(写真=MBC)キム・ゴンモ

続いてキム・ゴンモ弁護人は、「多くの方々が想像するものとは異なる、いくつかの事実がある。その事実についてこの場で申し上げるのは困難で、まだ捜査中だ」と慎重な立場を伝えた。

それとともに「最初にこの問題を提起した人とは、また違う資料を提出した。時間が経過すれば、真実が明らかになると信じている」と述べた。また、「告訴した女性に口止めをしようとしたのか」という取材陣の質問には、「まったくそんなことはない」と否定した。

警察は、キム・ゴンモの告訴状が受理された去る12月から調査を始め、1月8日にはキム・ゴンモの車両から押収したGPSのフォレンジック調査(デジタル記録媒体に残された法的証拠を見つける作業)を終えた。

この日の調査で警察は、先立って押収捜索したものを使用したキム・ゴンモの性的暴行容疑と動線などを調べたとされている。

国民的歌手に浮上した最悪の疑惑

キム・ゴンモの性的暴行疑惑は、カン・ヨンソク弁護士、キム・セウィ元記者らが運営するYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」を通じて提起された。

カロセロ研究所は、キム・ゴンモが2016年8月頃、ソウル江南区のルームサロンで女性Aさんを性的暴行したという疑惑を提起した。

キム・ゴンモ

その後の12月9日、カン・ヨンソク弁護士などを通じてソウル中央地検に告訴状を提出したAさんは、1月14日に事件を担当するソウル江南警察署に出頭し、8時間ほど調査を受けた。

その様子をカロセロ研究所のカン・ヨンソク弁護士やキム・セウィ元記者、キム・ヨンホ記者が江南警察署の前で生中継し、注目を集めた。

浮上した性的暴行疑惑に対してキム・ゴンモは、当初から容疑を否定してきた。キム・ゴンモ側も対抗するように、誣告(ぶこく)や名誉毀損などで告訴した状態だ。

キム・ゴンモ側は1月15日の調査で、性的暴行疑惑を全面的に否認し、積極的に反論していたことがわかった。

疑惑が浮上後、初めて口を開いたキム・ゴンモも「1日も早く、真実が明らかになればと思う」という言葉で、悔しさを表明した。

性的暴行から暴行疑惑まで浮上し、40日間にわたって韓国芸能界を騒がせているキム・ゴンモ。今後の捜査の行方に関心が集まっている。

キム・ゴンモは1968年1月13日生まれ。1992年にアルバム『眠れない夜、雨は降って』でデビュー以来、韓国を代表する国民的な歌手として活躍している。2000年には日本公演も行った。2020年5月にはピアノ演奏家のチャン・ジヨンとの結婚式を控えている。2人はすでに婚姻届を提出しており、法的には夫婦となった。

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