広告撮影をドタキャンした韓国女性歌手MEENOIへの関心が連日熱い。
公人なので行動に責任を負わなければならないという意見がある一方で、過度な悪質コメントは慎むべきだという声もあがっている。
発端は、MEENOIが2月5日に行ったSNSのライブ配信だ。この日、彼女は「私の姿を愛してくれて感謝している」「3月頃になれば、MEENOIはこうだからああいう話をしたんだと考えてくれる方々がいるだろう」「今すぐは説明できないことが多くて、ありがたい」「私がこういう状態なのに、こういう精神状態というのが幸いだ」「ほとんど2日目の徹夜をしていて、お酒を一口も飲んでいない」などと、脈絡もなく、しどろもどろな会話を続けた。そして配信後には、「罪を犯してしまった状態」と文を残し、ファンを心配させた。
このような不安定な姿に、視聴者やファンは彼女の身に何が起きたのかと様々な推測があふれた。「もしかして、麻薬や犯罪に手を染めたのではないか」という突拍子もない説も出たほどだ。
彼女の発言がネットを賑わせたなか、2日後にはMEENOIが契約を結んでいた広告の撮影を飛ばしていたことが判明し、事件の顛末が明らかになった。
当時、MEENOIは1月30日にモデル契約を結んだ化粧品ブランド会社「P」の広告撮影が予定されていたが、約束時間の2時間前に突然破棄したという。彼女の“罪”とは、広告撮影不参加だったわけだ。
所属事務所は本件に関して、「アーティストが撮影不参加で感じた罪悪感により、ライブ配信で“罪を犯した”と言及したため、整理に一定期間が必要だと考え、“3月頃には分かるのではないか”などの発言をした」として、「当社とアーティストだけでなく、広告主にも関係することなので、早くコメントすることができなかった。もう一度謝罪申し上げる」と公式立場を明らかにしている。
だが、騒動はこれでは終わらず、以降も、ライブ配信中に賃貸物件で屋内喫煙をしたという主張、そして昨年行われた音楽イベントに遅刻しても謝罪しなかったという主張が飛び出る事態に。MEENOIは去年8月に行われた「2023全州アルティメット・ミュージック・フェスティバル」への出演時、16時10分から30分間パフォーマンスする予定だったが、1時間近く遅刻したという。しかし謝罪せず、何事もなかったかのようにステージを降りたとされている。
これにより、3日連続でMEENOIの“良くない話題”が世間の耳目を集めることとなった。そのため、ネット上での悪質コメントも鎮火のタイミングを逃している状況だ。
涙のライブ配信後、所属事務所を隠れ蓑に沈黙し続けることに対しても、不快だという反応が相当だ。自ら懺悔し、騒動の種を作ったにもかかわらず、これに対する責任として謝罪しなければならないという声も多い。
一方で、MEENOI自身も予想以上の反響だったことで、心配する声も聞こえる。事務所はアーティストの心身管理も重要のため、言葉を慎んでいる状況だ。現在、所属事務所の公式コメント以外には、MEENOIも沈黙してしまっただけに、誰も詳細について関知することができない。
何気ない一言でも、誰かにとっては凶器となり得るだけに、悪意交じりのコメントは慎まなければならないだろう。手遅れになる前に。
(記事提供=OSEN)
前へ
次へ