複数の女性信者に性的暴行を加えた容疑をもたれている韓国カルト宗教の教祖が、一審で懲役3年を宣告された。
12月22日、大田(テジョン)地裁刑事12部は、強制わいせつなどの容疑で起訴された「キリスト教福音宣教会」(通称:摂理)の教祖チョン・ミョンソクに、懲役23年を言い渡した。
検察は、救世主になりすまし、多数の女性信者を相手にした性犯罪のため罪質が不良だとし、懲役30年を求刑していた。
チョン・ミョンソクは、2018年から2019年にかけて複数回にわたって女性信者に性的暴行を働いた容疑で拘束起訴され、大田(テジョン)地方裁判所で裁判に付されていた。先立って2009年にも類似の疑惑で有罪判決を受け、懲役10年を宣告されたが、2018年2月に出所した。
韓国では今年、カルト宗教の罪が大きな注目を集めた。きっかけとなったのは、3月3日に配信が開始したNetflixドキュメンタリー『すべては神のために:裏切られた信仰』で、チョン・ミョンソクをはじめとした4件の韓国宗教事件を追っている。
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