電撃的に離婚を発表し叩かれる元K-POPアイドル(26)と応援される韓国女性タレント(40)…何が違うのか

2023年12月11日 話題

韓国芸能界に離婚のニュースが相次ぎ衝撃を与えているなかで、離婚した夫婦に対する見方に大きな違いが生じている。

【写真】“最年少アイドル夫婦”が電撃離婚…批判殺到

それぞれが異なる結婚生活を過ごしてきただけに、離婚したことに対する反応が様々であるのも当然だが、なかには度を超えた批判や罵倒もあって驚きを与える。一方には温かい応援が送られ、もう一方には非難が殺到しているのだ。

去る11月6日、タレントのアン・ヒョンモ(40)が芸能事務所BRANDNEWミュージック代表のRhymer(46)と離婚した事実が明らかになった。BRANDNEWミュージック側は「Rhymerとアン・ヒョンモが最近、離婚手続きを終えた。良い同僚としてお互いの未来を応援することにした」と明らかにした。

2人は今年5月から別居期間を経て、離婚条件などを協議してきた。

Rhymerとアン・ヒョンモ
(写真提供=OSEN)Rhymer(左)とアン・ヒョンモ

アン・ヒョンモとRhymerは知人の紹介で出会い、約5カ月の熱愛の末、2017年に結婚。その後、2人は『同床異夢2-あなたは私の運命』『私たちのチャチャチャ』などの夫婦バラエティ番組に出演し、結婚生活を公開したりもした。

しかし放送でRhymerとアン・ヒョンモは、一から十までまったく性格が合わない姿を見せた。『同床異夢2』では“DINK族”(子供を産まず共働きする夫婦)を望むアン・ヒョンモに対して、Rhymerは「普通の父親のように誰かに必要な人になりたい。赤ちゃんができればうまくできるだろう」と話したりした。

その他にもアン・ヒョンモは、2月に放送された『ラジオスター』でRhymerの経済観念について「私と合わない」とも。長らく性格が合わない姿を見せていたアン・ヒョンモとRhymerは、最終的に結婚から6年で離婚を選び、各自の道を歩むことになった。

興味深いのは、2人の離婚が明らかになると、応援が殺到したことだ。アン・ヒョンモもRhymerも、お互いと各自のために最善の選択をしたと応援する声が多いのだ。

アン・ヒョンモが離婚後に公開したSNSの掲示物や近況放送には「アン・ヒョンモ、ファイト」「今後の未来を期待する」「より一層きれいになった」「花道だけを歩いてほしい」といった応援コメントが続いている。

非難が殺到している“最年少アイドル夫婦”

それに対して、離婚を明らかにしたガールズグループLABOUM 出身のユルヒ(26)には、批判が殺到した。その大半は、拡大解釈された根拠のない噂が元だ。

“最年少アイドル夫婦”として話題を集めて2018年に結婚し、3人の子供と暮らしていたユルヒとバンドFTISLANDのチェ・ミンファン(31)の離婚は、12月4日に知らされた。2人は現在、離婚調停の手続きを踏んでいる。

チェ・ミンファンとユルヒ
(写真提供=OSEN)チェ・ミンファン(左)とユルヒ

ユルヒは「多くの時間、努力して対話した末に私たち夫婦は互いに各自の道を応援することにした」と明らかにし、チェ・ミンファンも「幼い年で家族を作るという私たちの決定に対して応援し、見守ってくださった皆さんに申し訳ない気持ちだ。家族とチームメンバー、そして応援してくれたファンに感謝し、本当に申し訳ない」と伝えた。

だが、子供の養育権を父親のチェ・ミンファンが持つことになったとわかり、ユルヒには“責任感のない母親”というレッテルが貼られた。特に過去にバラエティ番組で話したことが毒になってしまっている。

先立ってユルヒはバラエティ番組を通じて、教育費として月800万ウォン(約80万円)を使い、週末ごとに遊園地ツアーで70~80万ウォン(7~8万円)を支出すると話したことがある。その内容が刺激的に膨らみ、ユルヒに否定的なイメージとして作用しているのだ。

ユルヒが熱愛と結婚でLABOUMを脱退したときの姿まで一緒に言及され、悪いイメージが雪だるま式に大きくなっている。

しかし実際のところ、離婚の原因は第三者にはわかるはずがない。数多くの夫婦が「性格の違い」という理由の裏に各自の事情を隠しており、結婚生活の破綻の大きな原因がどこにあるのか、本人たちでさえ曖昧なケースも多く見られる。

ユルヒ
(写真提供=OSEN)ユルヒ

同時にユルヒは、養育権を手放した理由について「現実的な問題と子供たちができるだけ心理的に不安を感じないようにするため」と明確に明かしている。

かつて女優のグウィネス・パルトローがクリス・マーティンと離婚する際に使った単語「コンシャス・アンカップリング(Conscious uncoupling)」が、以降の離婚の概念に多大な影響を及ぼしたことがある。

2009年に作家のキャサリン・ウッドワード・トーマスが作ったこの単語は、両者が対話と和解をしながら平和で順調に別れることを意味する。「結婚と離婚の全体概念を見直す際、実際にはるかに強力で肯定的な何かが作用している可能性があり、意識的な方法で“アンカップリング”(結合解除)を処理することを選択することで、すべてが分解しているように見えるが、実際にはすべてが合わさっていることがわかるだろう」という意味が込められている。 

この単語を直接使うわけではないが、韓国の芸能人も「肯定的な離婚」の概念を広げようと努力する姿が見られる。そんな雰囲気のなかで当事者たちが互いを非難していないのに、関係のない外野が一線を越えることについては、警戒心を持たなければならない。

(記事提供=OSEN)

◇ユルヒ プロフィール

1997年11月27日生まれ。2014年8月、ガールズグループLABOUMのメンバーとしてデビュー。2017年9月にFTISLANDのチェ・ミンファンとの交際を公開し、11月にグループを脱退した。直後の2018年1月には、チェ・ミンファンと結婚すると発表。当時ユルヒは20歳だったため、“最年少アイドル夫婦”と話題になった。結婚式前の同年5月に長男を出産し、2020年2月には双子の娘まで得て3人の母親に。その後も夫とバラエティ番組などに出演したが、2023年12月に離婚を発表した。

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