詐欺容疑で送検された元フェンシング女子韓国代表ナム・ヒョニ(42)の元婚約者が、がん患者を治療薬があると騙していたという。
【写真】ナム・ヒョニ、“性的関係”時の状況を告白「男だった」
11月13日、複数の韓国メディアは、ナム・ヒョニのいとこが、2月に元婚約者のチョン・チョンジョ(27)とやりとりしていた音声ファイルが公開されたと報じた。
この音声ファイルによるとチョン・チョンジョは、がんを患っていたナム・ヒョニのいとこA氏に「(私が通っている)病院に個室がある。専門家たちが一緒に見てくれる。また、診てくれる医師も胃がん専門医をセッティングはできる」とし、「これは1サイクルに3億(ウォン=約3000万円)程度だ。これは、なので韓国では取り入れられていない。保険に適用されないからだ」と紹介したりもした。
また別の被害者B氏は2月23日、病院の代金を決済しなければならないというチョン・チョンジョの要請にクレジットカードを貸したが、チョン・チョンジョはそのカードでブランド品を購入したとされている。
B氏がカード会社に要請して受け取った領収書を見ると、チョン・チョンジョは同月24日20時30分頃、有名デパートでブランド物のワンピース4着を512万500ウォン(約59万円)で決済していた。また同時刻、他の店舗でスーツケースも239万ウォン(約27万円)で購入している。
そのほかにも、チョン・チョンジョは騙し取ったカードでの決済時、ポイントを「ナム・〇ヒ」の名義に集中させていたことも発覚。初めて決済した店舗で5120p、2番目の店舗で2390pが付与されていた。これについてB氏は、チョン・チョンジョとショッピングしていた人物がナム・ヒョニだったとし、ポイントの付与先も彼女だったと主張した。
なお、ナム・ヒョニは8日に行われたチョン・チョンジョとの対質調査でも共犯疑惑に対して頑なに否認している。だが、チョン・チョンジョは今年3月からナム・ヒョニが犯行を知っていたという趣旨の陳述をしたと知られた。
チョン・チョンジョは講演などで知りあった人物から投資金の名目で巨額を受け取り、横領した容疑で拘束・送検された。現在、被害者数は23人、被害規模は28億ウォン(約3億2000万円)に達している。
◇ナム・ヒョニ プロフィール
1981年9月29日生まれ。韓国・京畿道出身。身長154cm。大韓民国の元フェンシング選手。オリンピックは過去4大会に出場し、2008年北京大会で個人銀メダル、2012年ロンドン大会で団体銅メダルを獲得した。2011年に元自転車競技韓国代表のコン・ヒョソクと結婚、2013年4月に第一子となる娘が誕生したが、2022年8月に離婚を発表した。現在はソウル江南区でフェンシング教室「ナム・ヒョニ・インターナショナル・フェンシングアカデミー」を運営している。
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