俳優パク・ソジュンのハリウッドデビュー作『マーベルズ』の公開が迫っている。
キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース(演者ブリー・ラーソン)の2番目の話を扱った『マーベルズ』でパク・ソジュンは、キャプテン・マーベルの夫“ヤン王子”に扮し、世界の人々の視線を奪うものと期待を集めている。
すでに予告編でパク・ソジュンは、長髪のヤン王子として強い存在感を示した経緯がある。
韓国俳優がマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の作品に出演するのは、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)のスヒョン、『エターナルズ』(2021)のマ・ドンソクに続き、パク・ソジュンが3人目だ。
特にパク・ソジュンはNetflixを通じて全世界190カ国に配信されたドラマ『梨泰院クラス』のファンとしてよく知られた、ニア・ダコスタ監督の積極的なラブコールで『マーベルズ』に合流したと知られた。
韓国はもちろん、アジアで高い人気を博しているパク・ソジュンであるだけに、彼の初のMCU出演と関連した秘話にも国内外ファンの耳目が集中している。
だがパク・ソジュンは『マーベルズ』出演と関連した広報イベントに参加できないと伝えられた。7月14日から続いているハリウッド俳優労組「SAG-AFTRA」のストライキの余波のためだ。
ハリウッド俳優労組は、最低賃金の引き上げやストリーミング再上映分の配金支給、人工知能(AI)導入にともなう俳優肖像権保護などを掲げてストライキに突入し、映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』の主役トム・クルーズや『バービー』の主演俳優マーゴット・ロビーが日本広報イベントに参加しなかった経緯がある。
パク・ソジュンはハリウッド俳優労組に所属していないが、『マーベルズ』に出演する俳優の大多数が同団体に所属しているだけに、彼らの意見を尊重する意味で別途の広報をしないという方針だ。
ただ、演出者のニア・ダコスタ監督とプロデューサーのメアリー・リバノスが広報の第一線に立つ。先立って2人はアメリカの映画雑誌『Total Film』とのインタビューで「パク・ソジュンはキャプテン・マーベルの確実な味方」と、彼の役割を打ち明けたことがある。ニア・ダコスタ監督は今後、韓国の取材陣とビデオインタビューを行う計画だ。
なお『マーベルズ』は韓国では11月8日に、日本では11月10日に公開される予定だ。
◇パク・ソジュン プロフィール
1988年12月16日生まれ。韓国・ソウル出身。2011年にB.A.Pヨングクの『I Remember』ミュージックビデオで俳優デビュー。2012年のドラマ『ドリームハイ2』で本格的な演技活動をはじめ、2014年の『魔女の恋愛』で連ドラ初主演を務めた。主な出演作にドラマ『花郎<ファラン>』『サム、マイウェイ ~恋の一発逆転!~』『キム秘書はいったい、なぜ?』、映画『ミッドナイト・ランナー』、『ディヴァイン・フューリー/使者』、『パラサイト 半地下の家族』(カメオ出演)など。2020年からNetflixで配信がスタートした主演ドラマ『梨泰院クラス』は日本で絶大な反響を得た。
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