“抗日メッセージ”を含んだNetflix韓国ドラマの主演俳優、「日本の方々は理解してくれる」と心配せず

2023年09月26日 話題

俳優のキム・ナムギルが“抗日メッセージ”を盛り込んだ作品を日本ファンに公開することについて、「特に心配しない」と話した。

【写真】キム・ナムギル、隠し切れないダンディさ

9月26日、ソウル鍾路(ジョンロ)区のカフェではNetflixオリジナルシリーズ『剣の詩』の主演俳優キム・ナムギルのインタビューが行われた。

『剣の詩』(監督ファン・ジュニョク、パク・ヒョンソク、脚本ハン・ジョンフン、制作スタジオドラゴン)は、1920年の中国の土地で日本のお金、朝鮮の人々が集まった無法地帯「間島(カンド)」で大切な人々と生活の基盤を守るために繰り広げられるアクション活劇作品だ。

ドラマ『元カレは天才詐欺師~38師機動隊~』『ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~』などを演出したファン・ジュニョク監督と、『秘密の森』シーズン2、『ホームタウン-消される過去-』などを演出したパク・ヒョンソク監督、『ヴァンパイア検事』『バッドガイズ~悪の都市~』などの脚本を担当した脚本家ハン・ジョンフンが、生き残るためには奪わなければならない激動期の間島を描いた。

キム・ナムギル
(写真提供=Netflix)キム・ナムギル

ここに盗賊団のリーダー、身分を偽装した独立運動家、朝鮮人村の精神的支柱、日本軍、ガンマンなど、それぞれの方法で荒々しい時代を生きていく独歩的なキャラクターをキム・ナムギルや少女時代・ソヒョン、ユ・ジェミョン、イ・ヒョンウク、イ・ホジョンらが演じた。

砂風が吹き荒れる間島の荒れ地から始まった運命と、強烈でスペクタクルなアクションが期待を集めた。

キム・ナムギルは劇中、盗賊団のボスであるイ・ユンを熱演。奴婢(ぬひ)出身で、自分が仕えていた人に日本軍となり、間島で盗賊として新しい人生を送る人物だ。屈曲の時代の真ん中に置かれ、ドラマチックな変化を経験するキャラクターでもある。荒野の銃撃戦から馬上まで高難度のアクションを披露した。

キム・ナムギルは今年、俳優チョン・ウソンの初演出デビュー作映画『保護者』(原題)をはじめ、バラエティ番組、そして今回の『剣の詩』と熱心に働いている。

「大衆がどのように受け取るか気になる」というキム・ナムギルは、「1920年のウェスタンジャンルというのが新鮮だった。“東西洋の時代的なものを合わせてみよう”と考えた。韓国では時代劇的な要素が多く、いずれにせよファンタジー的なものが多いので、あったかもしれない素材だ。以前のように間島で砂嵐や馬を走らせるなどの企画が新鮮でおもしろかった」と話した。

また「ある部分においては挑戦だった。欧州やアメリカ側の映画を見れば、オリジナル性が強いため、そちらの国で時代劇を作る気分といえるか。どう受け止められるか、郷愁的な部分を刺激してほしい」と話した。

「抗日のメッセージが込められているが日本でも公開される。自身も日本で活動している」という質問には、「そんなことはまったく心配ない。私はアイドルでもないし。 ファンもそういうのは別物だと考える。政界で互いに持っているイシュー的なことはイシューであり、文化は文化で違う。そんなことが負担になるなら作品をしてはいけない」と話した。

続いて「日本の方々はそのようなことも理解してくださるので心配ない。文化が良い点は、そういうところだ」とし、「以前、独島(竹島の韓国呼称)問題が浮き彫りになったとき、日本の方々も支持がほとんどだったではないか。政治的なことは国を導いていく人々の話であり、文化は和解の道具として使わなければならないのではないかと考えた」と、俳優としての所信を表わした。

キム・ナムギルが主演を務める『剣の詩』は全9話で、去る9月22日に190カ国余りで配信がスタートした。

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